元リヴァプール・ウィメン指揮官のマット・ビアード氏が死去した。享年47だった。
リヴァプールは20日、声明の中で「リヴァプール・フットボールクラブは、元LFC女子監督のマット・ビアードの突然の訃報に深い衝撃と悲しみを受けている。このクラブの全員の思いはこの困難な時期において彼の家族と友人とともにある」と伝えた。
2008年にミルウォール・ライオネスに就任して指揮官としてのキャリアを開始したビアード氏。チェルシー・レディースを経て、2012年から3シーズンにわたってリヴァプール・ウィメンの監督を務めて、ウィメンズ・スーパーリーグ連覇にチームを導いた。
その後、ボストン・ブレイカーズ、ウェストハム・ユナイテッド・ウィメンを指揮した後、2021年から再びリヴァプール・ウィメンの指揮官に就任。1年目には2部ウィメンズ・チャンピオンシップを制して1部昇格にチームを導く。2023年1月には日本女子代表MF長野風花を獲得し、2023-24シーズンには4位フィニッシュを飾る快進撃を見せた。しかし、昨シーズンは難しい戦いを強いられて、今年2月に退任していた。
ビアード氏は、今年6月からはバーンリー・ウィメンの指揮官を務めたが、わずか2カ月で辞任する。それからわずか1カ月足らずで今回の訃報が届いた。


