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リヴァプール、サラーのPK弾で逆転するも追いつかれマンチェスター・Uと2-2ドロー…遠藤航は出場機会なし

現地時間5日、イングランド・プレミアリーグは第20節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。

新年初戦で迎えたビッグマッチ。どちらもイングランドを代表する名門だが、現在置かれている状況はあまりに対照的となっている。

首位を快走するリヴァプールは、前節のアストンヴィラ戦で負傷したゴメスに代わってコナテが起用された以外、前節と同じメンバーを起用。遠藤はジョタやヌニェス、キエーザらとともにベンチからのスタートとなった。

一方、アモリム新監督を迎えながらも公式戦4連敗で2024年を終えているユナイテッドは、出場停止明けのブルーノ・フェルナンデスが復帰。中盤もウガルテとメイヌーのコンビに戻し、ザークツィー、エリクセン、カゼミーロがベンチに回った。

立ち上がりからチャンスを作ったのはやはり好調リヴァプール。16分、右サイドに開いてボールを受けたサラーがゴール前に浮き球のパスを送ると、飛び出したマクアリスターがダイレクトボレーで合わせる。しかし、至近距離からのボレーはGKオナナが足でブロックしCKへと逃れた。

ユナイテッドの決定機は20分。B・フェルナンデスの縦パスに左サイドを抜けたダロトのクロスを、ゴール前に飛び込んだディアロが頭で合わせる。しかし、カーブのかかったクロスとタイミングが合わず、ゴール方向に飛ばすことができない。さらにこぼれ球をメイヌーが狙うもブロックされた。

雨で滑りやすいピッチコンディションにより少しのパスのズレがミスにつながる状況の中、両チームとも最終ラインが非常に集中した守備を披露。中盤もインテンシティが高く、どちらも主導権を握るまでに至らない。

スコアレスのまま迎えた後半、雨が止んだアンフィールドで先手を取ったのは、白いユニフォームを身に纏った赤い悪魔だった。

52分、左サイドからカットインしたB・フェルナンデスがエリア内左にスルーパスを送ると、抜け出したL・マルティネスが左足を一閃。角度のない位置から放たれた強烈なシュートがクロスバーの下を叩いてネットを揺らし、ユナイテッドが均衡を破った。

先制を許したリヴァプールだが、すぐに反撃。59分、マクアリスターのスルーパスをエリア内左で受けたガクポが、デ・リフトのスライディングを鋭い切り返しでやり過ごし、素早く右足を振り抜く。強烈なシュートがユナイテッドゴールに突き刺さり、リヴァプールが試合を振り出しに戻した。

追いついたリヴァプールは61分、ルイス・ディアスとカーティス・ジョーンズを下げてヌニェスとジョタを投入。すると迎えた67分、アレクサンダー=アーノルドの右クロスをゴール前のマクアリスターが頭で合わせると、マークに付いていたデ・リフトの左手を直撃。プレーはそのまま流れたが、VARの結果、ハンドが認められてリヴァプールにPKが与えられる。このPKをサラーがGKオナナに読まれながらもゴール右へと沈め、リヴァプールが逆転に成功した。

このまま勢いに乗ってリヴァプールが突き放すかと思われたが、80分に左サイドで受けたガルナチョが縦に仕掛けて折り返すと、ファーサイドから中に入って来たディアロがゴール右へと流し込み、ユナイテッドが同点に追いついた。

追いつかれたリヴァプールはガクポとアレクサンダー=アーノルドを下げ、エリオットとブラッドリーを投入。ユナイテッドも同じタイミングでホイルンドに代えてザークツィーを投入し勝負に出る。

アディショナルタイムは7分と長めに取られ、双方にチャンスがありながらも決めきれず。リヴァプールは公式戦5連勝こそ逃したものの、24試合負けなし。ユナイテッドは公式戦5連敗を免れた。

■試合結果

リヴァプール 2-2 マンチェスター・U

■得点者

リヴァプール:ガクポ(59分)、サラー(70分PK)

マンチェスター・U:L・マルティネス(52分)、ディアロ(80分)

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