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遠藤航フル出場のリヴァプール、攻守の要欠くマンチェスター・Uとスコレスドローで首位陥落

現地時間17日、イングランド・プレミアリーグは第17節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。

リーグ戦3連勝で首位を走るリヴァプールにおいて、遠藤は公式戦4試合連続となる先発出場。ショボスライ、フラーフェンベルフと共に中盤を構成し、前線にはサラー、ヌニェス、ルイス・ディアスが並んだ。

一方、公式戦2連敗中のユナイテッドは、好調のマグワイアが負傷離脱し、さらには主将のブルーノ・フェルナンデスが出場停止。攻守の要を欠く中で、中盤はメイノーがアムラバトと並び、マクトミネイがトップ下にポジションを上げた。

立ち上がりからホームのリヴァプールが積極的な入りを見せ、ユナイテッド陣内へと攻め入る。リヴァプールとしては、首位を争うアーセナルが直前の試合で勝利して暫定首位に立っているため、首位をキープするためにも勝ち点を落とすわけにはいかない。

迎えた16分、アレクサンダー=アーノルドの右クロスをファーサイドのヌニェスが頭で折り返し、L・ディアスが潰れてこぼれたボールをサラーが押し込むもDFにブロックされる。

攻勢に試合を進めるリヴァプールにおいて、遠藤は無難にボールを捌きつつ、アンカーとして潰し役も担う。26分、中盤のルーズボールに反応した遠藤がメイノーと接触し、メイノーにはイエローカードが提示された。

しかし、前半終了間際にはファン・ダイクが頭で落としたボールを振り向き様にクリアしようとした遠藤に対し、アムラバトが頭から飛び込んで接触。遠藤にイエローカードが提示された。

スコアレスのまま迎えた後半もリヴァプールペースで試合が進むも、ユナイテッドは引き気味の守備で構え、決定機を許さず虎視眈々とカウンターを狙う。

ボールを保持しながらもなかなかチャンスが作れないリヴァプールは61分、ショボスライとフラーフェンベルフに代えてガクポとゴメスを投入し、アレクサンダー=アーノルドを中盤に移す。すると66分、右サイドからの折り返しをペナルティーエリア手前のアレクサンダー=アーノルドがダイレクトで狙うと、ゴール左へとわずかに外れた。69分にはサラーが得意のカットインシュートを放つも、GKオナナが横っ飛びでセーブ。

ユナイテッドは71分、ガルナチョに代えてラッシュフォードを投入。78分にはL・ディアスとヌニェスに代えてカーティス・ジョーンズとエリオットを投入したリヴァプールが攻勢を続けるものの、依然としてユナイテッドのゴール前を攻略することができない。

アディショナルタイムには、ダロートが立て続けの抗議で2枚のイエローカードを受けて退場。リヴァプールは数的優位を得るが、最後までGKオナナの牙城を崩すことは叶わず。スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果に終わり、アーセナルに首位の座を譲ることとなった。

■試合結果

リヴァプール 0-0 マンチェスター・U

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