リヴァプールのMFライアン・フラーフェンベルフがバイエルン時代を振り返った。『ミラー』が伝えている。
フラーフェンベルフは2022年にバイエルンへ加入。しかし、レギュラー確保には至らず、リーグ戦25試合の出場にとどまった。すると翌シーズンにはリヴァプールへ移籍し、2024-25シーズンにはアルネ・スロット監督の下で一気に主力選手に定着し、リーグ優勝に大きく貢献した。
フラーフェンベルフにとってバイエルン時代は苦しい思い出となっているようで、「頭の中が狂いそうだった」と明かす。
「両親が僕のためにミュンヘンに引っ越してくれてラッキーだった。もし一人でそこにいたらどうなっていたかわからない…精神的に本当にきつかった。チャンピオンになれて嬉しかったけど、僕の貢献度は小さかった。チャンピオンとしてそこに立っていたけど、全くチャンピオンの気分じゃなかった。他のトロフィーを獲得した時とは全く違う感覚だった。ナーゲルスマンの下では、3試合連続で90分間チームを見ているだけだった。その時から頭の中が狂い始めた。冬にはもう完全に耐えられなくなった。トゥヘルが来てからの最後の2ヶ月で、それまでの全期間よりも多くの出場時間を得た。バイエルンでの気持ちを覚えているけど、そのどん底から這い上がれた。それが僕の誇りだ」
また、フラーフェンベルフの父は「もし私たちが彼と一緒にいなかったら、彼はうつ状態に陥っていたと思う。バイエルン・ミュンヘンでの冒険は、彼が期待していたようには全くうまくいかなかった。彼は本当に一生懸命取り組んでいたけど、輝くチャンスを一度も与えられなかった」とコメント。そして、リヴァプールでの時間についてこう述べた。
「アルネ・スロットが彼のコーチになるとは夢にも思わなかった。スロットとリヴァプールで彼に起こったことを正直に見ると、地獄から天国に変わったと言わざるを得ない」




