プレミアリーグは20日に第5節が行われ、リヴァプールとエヴァートンが対戦した。
開幕から公式戦5連勝で首位に立つリヴァプールと、2勝1分け1敗と好調のエヴァートン。マージーサイドに本拠を置く両チームが、アンフィールドで今季初のダービーに臨んだ。リヴァプールでは、サラーやエキティケらに加え、ソボスライが中盤で先発入り。一方のエヴァートンでは、好調グリーリッシュらがスタメンに名を連ねている。
試合はホームのリヴァプールが序盤から攻め続けると、10分には先制に成功。右のサラーがボックス内へ浮き球のパスを送ると、最後は飛び込んだフラーフェンベルフが見事なボレーで流し込んだ。大歓声を浴びるホームチームが早い時間にリードを奪う。
勢いに乗るリヴァプールは、16分にはサラーの鋭いシュート、19分にもマクアリスターがチャンスを迎えるなど、相手ボックス付近で試合を進めていく。すると、29分には追加点。フラーフェンベルフのスルーパスに抜け出したエキティケが冷静にネットを揺らした。ホームチームがライバルを圧倒する。
苦しいエヴァートンは、37分に相手のビルドアップを奪ってベトにチャンス。終盤はボールを動かす時間も作れたが、リヴァプールから主導権を奪うまでには至らない。前半はリヴァプールが2点リードして折り返した。
後半序盤はエヴァートンが攻勢。相手ボックス付近まで攻め込む場面を作っていき、攻撃の時間を増やしていく。そして58分、エヴァートンが1点を返す。左のグリーリッシュが仕掛けてファーサイドにクロスを送ると、落としを受けたゲイェが強烈なシュートを突き刺した。良い時間を過ごしていたアウェイチームが1点差まで詰め寄ることに成功する。
失点したリヴァプールは61分、ガクポとマクアリスターを下げてヴィルツとカーティス・ジョーンズを投入。さらに67分、エキティケに代えてイサクを送り出した。やや押し込まれていた状況の打開を図る。72分には迫力あるカウンターでCKを獲得すると、ヴィルツのキックにコナテが頭で合わせた。
終盤もダービーらしく白熱の攻防がピッチの至る所で繰り広げられる。追いつきたいエヴァートンは86分にアルカラスとディブリングを投入し、最後の勝負に出た。その後もグリーリッシュを中心に猛攻を仕掛けていくが、リヴァプール必死の守備を崩すまでには至らず。試合はこのまま終了し、1点のリードを守りきったリヴァプールが2-1で白熱のダービーを制した。
この結果、リヴァプールはリーグ戦開幕から無傷の5連勝を達成。今節も首位を守ることに成功した。一方のエヴァートンは、これで2試合勝利無しとなっている。