遠藤航のプレー評価に賛否が分かれている。
カラバオカップは1日に4回戦が行われ、リヴァプールとボーンマスが対戦した。
今シーズン公式戦14試合を終えて敗戦はわずかに1のリヴァプール。ミッドウィークマッチとなるボーンマス戦は、多少のローテーションを組みながら臨み、遠藤が先発している。
試合が動いたのは31分。エリオットのミドルシュートのこぼれ球をガクポが詰め、アウェイのリヴァプールが先制する。
スコアは動かず後半へ突入し、63分にボーンマスが反撃する。64分に左サイドからのスコットのコーナーキックをクライファートが合わせた。
スコアが振り出しに戻り不穏な空気が漂ったリヴァプールだったが、背番号9が払拭する。70分に敵陣左深くでヌニェスがボールを持つと、カットインから右足を一閃。ドライブがかかったシュートはGKを越えてゴール右サイドネットを揺らし、再びリヴァプールが勝ち越した。
試合はこのまま終了。ヌニェスの14試合7ゴール目が決勝点となり、リヴァプールがカラバオカップ準々決勝に進出している。
この試合でアレクサンダー=アーノルドと代わって61分にピッチを退いた遠藤。地元メディア『Liverpool Echo』は日本代表MFに及第点となる6点をつけ「前半は少し簡単にボールを動かし過ぎていたように見えたが、落ち着いてからは良くなった」と振り返っている。
『This is Anfield』も同じく及第点の6点。「自分のプレーに徹し、ボール処理も十分だった」としつつ「後半、ボーンマスがプレスをかけてきたとき、リヴァプールのプレーを助けようと奮闘した」と一定の評価をしている。
低評価となるチーム最低の5点を与えたのは『Anfield Watch』。「良いタックルも見せたが、交代するまでに3度ドリブルで抜かれた。他の先発メンバーが抜かれた回数を足した数と同じだった」と数字で理由を説明。しかし、豪雨となった「天候のせいで多少は大目に見てやってもいいだろう」とイギリス特有の天候を踏まえての同情の余地を示し「ただ、遠藤はもっといいプレーをしたいはずだ」と期待で締めくくった。




