ブレントフォードは、クィービーン・ケレハーの加入を発表した。
今シーズンのプレミアリーグをトップハーフフィニッシュとなる10位で終えたブレントフォード。しかし、その躍進を支えた守護神マルク・フレッケンがレヴァークーゼン移籍に近づく中、今夏の移籍市場の早々から新GKの獲得に向けて動き出していた。
そんなブレントフォードが注目していたのがケレハー。2015年にリヴァプールユースに加入し、ファーストチームに昇格して以降、守護神アリソンの控えとして確かな信頼をつかみ、カップ戦を中心にプレーしてきた同選手だが、一番手としてプレーする機会を求めており、昨夏からその去就に注目が集まっていた。
そして、ブレントフォードは3日にケレハーを獲得したことを発表。両者は1年間の延長オプションの付帯する2030年夏までの5年契約を締結した。また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は総額1800万ポンド(約35億円)に上るようだ。
ブレントフォードのフットボールディレクターを務めるフィル・ジャイルス氏は、ケレハーについて「以前から彼をスカウトしていて、今夏にリヴァプールとの契約が残り1年になることを知っていた。マルク・フレッケンがレヴァークーゼンに行く可能性があった中、私たちはすぐに代役としてクィービーンのことを考えた。彼が最高の新戦力になることを確信している」と喜び。
また、GKコーチのマヌ・ソテロ氏は「クィービーンはすでにプレミアリーグやヨーロッパの舞台でプレーできることを証明してきたタレントあふれる若手ゴールキーパーだ。彼には俊敏性があり、ポジショニングや察知力に優れた賢いゴールキーパーだ」と評価した。
なお、ブレントフォード守護神のフレッケンがレヴァークーゼンに移籍することも同日に正式に発表されている。




