現地時間15日、イングランド・プレミアリーグが開幕し、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにボーンマスを迎えた。
リーグ王者でありながら、積極補強で今夏の移籍市場を賑わせたリヴァプール。新戦力のヴィルツ、エキティケ、フリンポン、ケルケズが開幕スタメンに名を連ね、遠藤はベンチからのスタートとなった。
立ち上がりからリヴァプールがボールを保持してボーンマスゴールへと迫り、挨拶代わりのサラーのカットインシュートはGKペトロヴィッチがゴール上へとはじいた。
フラーフェンベルフを出場停止で欠くリヴァプールは、ヴィルツ、ソボスライ、マクアリスターで中盤を形成。3人の中ではヴィルツが高い位置でボールに絡んでいく。
試合が動いたのは37分、マクアリスターからのパスを受けたエキティケがやや強引に中央突破を敢行。股抜きは足を閉じたセネシに防がれるが、こぼれ球が上手く自分の前に転がり、そのままGKとの1対1へ。ゴール右へと冷静に流し込み、新戦力のプレミア初ゴールでリヴァプールが先制した。
1点をリードして後半を迎えたリヴァプールは、早々にリードを広げることに成功する。49分、エリア内左でボールをキープしたエキティケとスイッチしたガクポが中央にボールを持ち出し、シュートフェイントでDFをかわす。そのままゴール右へと流し込み、リヴァプールが2-0とリードを広げた。
リードを広げたリヴァプールは60分、フリンポンとケルケズの両サイドバックに代えて、ロバートソンと遠藤を投入。これがプレミア50試合目の出場となる遠藤はそのまま右サイドバックに入った。
しかし、次の1点はボーンマスに。64分、カウンターから左サイドを抜けたブルックスの折り返しを、ゴール前に走り込んだセメニョが合わせてボーンマスが1点を返した。
1点差に詰め寄ったボーンマスは、ブルックスとタヴァーニエが絡む左サイドを中心にリヴァプールゴールを脅かしていく。対峙する遠藤も不慣れなサイドバックの対応に苦戦を強いられる。
すると72分、エキティケとマクアリスターを下げてカーティス・ジョーンズとゴメスを投入。ゴメスが右サイドバックに入り、遠藤は中盤の底にポジションを移した。
しかし、またしてもネットを揺らしたのはボーンマス。76分、カウンターからセメニョがドリブルで持ち上がると、そのまま左足でゴール右へと沈めて2-2の同点に追いついた。
追いつかれたリヴァプールは82分、ヴィルツに代えてキエーザを投入し交代枠を使い切る。すると迎えた89分、サラーの低いクロスにC・ジョーンズが飛び込むも、ここはGKペトロヴィッチがブロック。このこぼれ球をDF同士で競ってしまいクリアしきれず、ゴール前のキエーザが右足ボレーでゴール右へと突き刺してリヴァプールが土壇場で勝ち越しに成功した。
さらにアディショナルタイム、エリア内左で仕掛けたサラーが右足でゴール右へと沈めて勝負あり。終わってみれば4-2のスコアでリヴァプールが開幕戦を制した。
■試合結果
リヴァプール 4-2 ボーンマス
■得点者
リヴァプール:エキティケ(37分)、ガクポ(49分)、キエーザ(89分)、サラー(90+4分)
ボーンマス:セメニョ(64分、76分)




