現地時間31日、イングランド・プレミアリーグは第3節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにアーセナルを迎えた。
昨シーズンの1位と2位にして、今夏の移籍市場を大いに賑わせた両者。互いに開幕2連勝で迎えたシーズン序盤の大一番は、開始早々にサリバが負傷しモスケラとの交代を強いられるという波乱の幕開けとなった。
早々にアクシデントに見舞われたアーセナルだったが、リヴァプールの強力な攻撃陣を前にサリバ不在でも非常に上手く対応し、エキティケを潰して前線に起点を作らせない。前半はサラー、エキティケ、ガクポの前線3枚が絡むような攻撃はほとんど見られなかった。
逆にアーセナルの攻撃は左のマルティネッリが右サイドバックに入ったソボスライに抑えられ、右のマドゥエケも対峙するケルケズを思うように攻略できず。ギョケレスもコナテに潰され、互いにシュートチャンスの少ない拮抗した展開が続いた。
流れの中ではなかなかチャンスが生まれない試合となったが、アーセナルにはセットプレーもある。ライスの右CKからファーポストのマドゥエケが狙うも、これはGKアリソンが横っ飛びでセーブした。
緊張感を保ったまま0-0で迎えた後半、リヴァプールがアーセナルゴールに迫る。60分、エリア内でマクアリスターからのパスを受けたヴィルツが浮いたトラップから左足ボレーで捉える。これをGKラヤが正面でブロックし、こぼれ球をエキティケが拾ってネットを揺らすも、オフサイドの判定によりノーゴールとなった。
直後、マクアリスターに代えてカーティス・ジョーンズを投入。アーセナルも70分にマルティネッリとメリーノに代えてウーデゴールと新加入のエゼを投入し勝負に出る。
79分、今度はリヴァプールにアクシデントが発生。コナテが右足を痛め、ジョー・ゴメスと交代。さらに同じタイミングでエキティケに代えてキエーザを投入する。
迎えた83分、ゴール正面、30メートル近い距離からのFK。ソボスライが直接狙うと、鋭く落ちたボールが左のポストを叩いて決まり、リヴァプールが長かった均衡を破った。
先制したリヴァプールは89分、足をつったヴィルツに代わって遠藤を投入。一方のアーセナルはマドゥエケに代えて新鋭ダウマンを投入し同点弾を狙う。
アディショナルタイムの7分間、猛攻を仕掛けるアーセナルだが、リヴァプールも全員守備で逃げ切りを図る。最後まで集中した守備でアーセナルにゴールを許さなかったリヴァプールが、優勝争いのライバルを下し開幕3連勝を飾った。
■試合結果
リヴァプール 1-0 アーセナル
■得点者
リヴァプール:ソボスライ(83分)





