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リヴァプールが前半2-0リードも…後半アーセナルが2点を奪い2-2ドロー決着!

現地時間11日、イングランド・プレミアリーグは第36節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドに冨安健洋の所属するアーセナルを迎えた。

優勝を決め、前節はターンオーバーを採用したリヴァプールだが、この試合ではロバートソンやソボスライ、フラーフェンベルフらが先発復帰。前節フル出場した遠藤はベンチからのスタートとなった。

一方、リーグ王者リヴァプールをガード・オブ・オナーで迎えることとなったアーセナルは、ライスが欠場しウーデゴール、メリーノ、トーマスの中盤に、前線はサカ、マルティネッリ、トロサールが並んだ。

首位と2位の対決らしく、立ち上がりから一進一退の攻防が繰り広げられる中、試合が動いたのは20分。ロングパスに左サイドを抜けたガクポが決定機を迎えるが、これは上手く守られてクリアされる。すると左サイドからのスローインを素早く始め、ロバートソンがペナルティーエリア左から鋭いクロスを入れると、ニアサイドに残っていたガクポが頭で合わせ、リヴァプールが幸先よく先制する。

さらに直後の21分、右サイドでボールを受けたサラーが浮き球のパスを前線に送ると、抜け出したソボスライが懸命に足を伸ばしてトラップ。飛び出していたGKラヤのポジションを見てエリア内右からゴールにボールを転がすと、最後は滑り込んだルイス・ディアスが無人のゴールに押し込んだ。

アーセナルはサカやマルティネッリの個人技で状況を打開しようと試みるが、GKアリソンの牙城を崩すことができない。

2点ビハインドで前半を終えたアーセナルは後半、左のマルティネッリと中央のトロサールが一時的にポジションを入れ替える。すると47分、ペナルティーエリア左でボールをキープしたトロサールが右足でクロスを上げると、ゴール前でマークを外していたマルティネッリが頭で合わせてアーセナルが1点を返した。

立ち位置の変更が奏功したアーセナルはその後もトロサールとマルティネッリが前線での存在感を増し、リヴァプールゴールへと迫る。

守勢に回る時間が増えたリヴァプールは67分、ブラッドリー、ガクポ、カーティス・ジョーンズに代えてアレクサンダー=アーノルド、ヌニェス、マクアリスターを投入し流れを引き戻そうと試みる。

しかし次の1点もアーセナルに。70分、ウーデゴールのミドルシュートはGKアリソンがかろうじて触って右のポストを叩くも、こぼれ球をメリーノが頭で押し込み、アーセナルが試合を振り出しに戻した。

追いついたアーセナルが俄然、勢いづく中、リヴァプールは79分にL・ディアスを下げてジョタを投入。すると直後のプレーでソボスライに際どいタックルを仕掛けたメリーノが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、アーセナルは10人での戦いを余儀なくされた。

数的優位を得たリヴァプールはエリオットを投入し、残り時間で勝ち越しを狙いに行く。一方のアーセナルはサカに代えてジンチェンコを投入し、数的不利となった陣容を整える。

アディショナルタイムの5分間で猛攻を仕掛けるリヴァプールだが、アーセナルも全員守備で耐えしのぐ。終了間際にはアレクサンダー=アーノルドの右CKをファン・ダイクが頭で合わせるが、これはGKラヤがファインセーブ。こぼれ球をロバートソンが押し込みネットを揺らすものの、ファールがあったとして決勝点は生まれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

■試合結果

リヴァプール 2-2 アーセナル

■得点者

リヴァプール:ガクポ(20分)、L・ディアス(21分)

アーセナル:マルティネッリ(47分)、メリーノ(70分)

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