ルヴァンカップは3日、プライムラウンド準々決勝のファーストレグが各地で行われた。
2001年以来の優勝を目指す横浜F・マリノスと、今季明治安田J1リーグで激しい優勝争いを繰り広げる柏レイソルが日産スタジアムで対戦した。
試合は17分、左深い位置を取った三丸拡の折り返しにジエゴが合わせて柏が先制する。さらに20分、ボックス内でのファールがあったとしてPKを獲得したかに思われたが、VARオンリーレビュー結果、PKではなくボックス外でのFKに変更となった。それでも後半に入ると、53分に瀬川祐輔のPK弾で追加点をマーク。さらに70分、瀬川祐輔の折返しから垣田裕暉がダメ押しの3点目を奪った。81分には植中朝日のゴールで横浜FMに1点を返されたが、後半アディショナルタイムに垣田裕暉がこの日2点目をマーク。柏が敵地で4-1と先勝を飾った。
初優勝を狙うヴィッセル神戸は、敵地で横浜FCと対戦。前半をスコアレスで折り返したが、50分にジョアン・パウロ、58分に小倉陽太にネットを揺らされ、立て続けに失点を許す展開に。そのまま反撃できず、0-2で敗れている。
湘南ベルマーレとサンフレッチェ広島の一戦は、3-2で湘南が勝利。広島は19分、自陣でのビルドアップから左サイドを崩して最後は加藤陸次樹のヘッドで先制する。しかし、湘南も41分に鈴木章斗がネットを揺らして同点に。さらに49分、奥埜博亮のゴールで湘南が逆転に成功した。それでも86分、木下康介が鋭いシュートを突き刺した。広島が試合を振り出しに戻し、このまま終了かと思われたが、後半アディショナルタイムにドラマが。パスを繋いで中央を突破すると、最後は小田裕太郎のシュートが二田理央に当たってコースが変わり、劇的な決勝弾となった。
そして、ホームに川崎フロンターレを迎えた浦和レッズは、1-1のドロー決着。浦和は22分、2列目から飛び出した中島翔哉がDFラインからのロングボールを見事なコントロールで収めると、飛び出したGKの頭上を抜くシュートを流し込んでネットを揺らした。試合はこのまま後半アディショナルタイムに突入。すると試合終了間際、ボックス内に飛び込んだ伊藤達哉が劇的な同点弾。絶好調のアタッカーの4試合連続弾で、試合は1-1の引き分けに終わっている。
【ルヴァンカップ 準々決勝第1戦】
横浜FM 1-4 柏
湘南 3-2 広島
横浜FC 2-0 神戸
浦和 1-1 川崎F
