バルセロナは9日、フランス代表DFクレマン・ラングレ(30)との契約を解消したことを発表。またアトレティコ・マドリーが同選手と2028年まで契約を結んだことを伝えている。
2018年に加入したバルセロナで居場所を失い、トッテナム、アストン・ヴィラ、そして昨季にアトレティコと、ここ3シーズンにわたってレンタル移籍を繰り返したラングレ。アトレティコでは公式戦30試合に出場するなど活躍を披露したが、完全移籍で今季以降もプレーすることになった。
バルセロナは2026年まで結んでいたラングレとの契約を解消。次のような声明を伝えている。
「FCバルセロナは、クレマン・ラングレのこれまでの献身と専心に感謝を伝えるとともに、今後の幸運と成功を願います」
バルセロナは昨夏、ラングレと2025年まで結んでいた契約を1年延長。その意図は総額で1600万ユーロ(約26億円)、手取りで800万ユーロという年俸を2回に分けて支払うためだった(その一部はアトレティコが支払いを負担)。そして今夏の交渉で、ラングレが受け取るはずだった額を減らすこと、バルセロナが減らした額を支払うことについて合意して契約解消に合意している。
そしてアトレティコは、ラングレを完全移籍で獲得して2028年まで契約を結んだことを報告。こちらの声明では、同選手のプレー能力の高さが強調されている。
「ラングレは私たちのクラブで34試合に出場して3ゴール2アシストを記録し、なおかつレベルの高い守備を披露しています。この活躍によりネーションズリーグでフランス代表復帰も果たしました。おめでとう、クレマン!」
ラングレは10日、アトレティコとともに、クラブワールドカップの開催地アメリカに発つ予定となっている。




