ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は、今季限りでの退任に近づいているようだ。
2021年夏に就任したサッリ監督の下、昨季はセリエAを2位で終えたラツィオ。しかし今季は序盤から苦しい戦いが続いており、リーグ戦では27試合を終えて勝ち点40と9位に甘んじている。チャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメントに進んだものの、バイエルン相手に2戦合計1-3で敗退。直近公式戦3連敗と、難しい時期を過ごしている。
昨夏に鎌田大地らを加えたラツィオだが、以前からサッリ監督は「選手Aを求めたが、与えられたのはXやYだった」と補強に対しての不満を公言していた。
そしてイタリア『Corriere dello Sport』によると、指揮官とロティート会長の緊張はさらに高まっているという。CLの敗退もあって両者の間の問題は深刻な状況に陥っており、現時点では今シーズン終了後の退任が濃厚だと伝えられている。
また、ラツィオはすでに後任をリストアップしているとも。トップターゲットはラッファエレ・パッラディーノ監督(モンツァ)だが、現在フリーのイゴール・トゥドール氏も検討している模様。さらに、元イタリア代表で現在はジェノアを指揮するアルベルト・ジラルディーノ監督、ラツィオOBでもあるセルジオ・コンセイソン監督(ポルト)やリオネル・スカローニ監督(アルゼンチン代表)も有力な候補になっているようだ。今後の動向に注目が集まっている。


