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ラツィオが最下位サレルニターナに4発快勝!鎌田大地はフル出場で勝利に貢献

現地時間12日、イタリア・セリエAは第32節が行われ、鎌田大地の所属するラツィオはホームのオリンピコにサレルニターナを迎えた。

トゥドール新監督就任後、リーグ戦2試合連続で先発している鎌田はこの日も先発メンバーに名を連ね、鎌田との二者択一でベンチスタートが続いていたルイス・アルベルトも先発出場。最下位に沈むサレルニターナを相手に、非常に攻撃的な布陣で臨んだ。

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すると立ち上がり7分、右サイドでボールを奪ったフェリペ・アンデルソンがそのままドリブルでエリア内に侵入。ゴール前で冷静に切り返してDFをかわすと、左足でゴール左へと流し込んでラツィオが先制する。

さらに14分には、左CKがゴール前のギェンベールの腕に当たり、ハンドじゃないかということで一瞬両チームの選手の動きが止まるが、この一瞬の隙を見逃さなかったベシーノがこぼれ球を押し込んで、ラツィオが追加点を挙げる。

2点を追いかける格好となったサレルニターナは失点からわずか2分後、エリア内左でボールを受けたマジョーレが左足で上げたクロスを、ゴール前のチャウナが滞空時間の長いジャンプから頭で合わせ、サレルニターナがあっさりと1点を返す。

1点差に詰め寄ったことでサレルニターナが盛り返し、鋭いカウンターからフィニッシュまで持ち込む場面も見られるようになる。

しかし、次の1点を奪ったのはホームチーム。35分、バイタルエリアでクサビを受けて前を向いたルイス・アルベルトがカステジャーノスとのワンツーからエリア内右にラストパスを送ると、抜け出したF・アンデルソンがゴール左へと流し込んでラツィオが再びリードを2点に広げた。

ラツィオが2点をリードしたまま迎えた後半、追いかけるサレルニターナはボアテング、ザノリ、マッジョーレを下げてウェンゴフスキ、サンビア、マノラスを投入。流れを変えようと試みるが、後半もラツィオのペースで試合が進む。

51分、L・アルベルトとのワンツーで中盤を突破した鎌田がペナルティーエリア手前で横パス。受けたF・アンデルソンが決定機を得るが、シュートはゴール上へと打ち上げてしまう。60分には、L・アルベルトがカットインしてゴール前でF・アンデルソンとワンツー。狭い局面を突破したが、シュートはGKコスティルに阻まれた。

高い位置で攻撃に絡んでいくL・アルベルトに対し、鎌田は中盤の底でパスを散らしてリズムを作り、守備でも献身的に走って危険なエリアをカバー。フィニッシュに絡むシーンは少ないものの、全体のバランスを考えながらプレーしていた。

ラツィオは80分、L・アルベルト、カステジャーノス、ベシーノを下げてペドロ、カタルディ、ロベッラを投入。L・アルベルトが退いたことで、鎌田はポジションを上げてよりゴールに近い位置でプレーするようになる。

84分にはヒラに代えてイサクセンを投入すると、87分にそのイサクセンがショートカウンターからネットを揺らして4-1と突き放した。

鎌田はアディショナルタイムにロングパスに抜け出す場面があったものの、DF3人に囲まれて上手くコントロールできず。最後までシュートは打てなかったが、フル出場を果たし、チームの快勝に貢献した。

■試合結果

ラツィオ 4-1 サレルニターナ

■得点者

ラツィオ:F・アンデルソン(7分、35分)、ベシーノ(14分)、イサクセン(87分)

サレルニターナ:チャウナ(16分)

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