SS Lazio Unveil New Coach Marco BaroniGetty Images Sport

“お騒がせ”ラツィオ会長が再び…判定に不満で「長年起きていることは誰の目にも明らか」

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が27日、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のインタビューでコッパ・イタリア敗退について不満を漏らした。

今季マルコ・バローニ監督の下でセリエA5位につけるなど、好成績を残しているラツィオ。しかし26日に行われたイタリア杯準々決勝では、インテルに0-2と敗れて準決勝進出を逃した。そんな中、昨季所属した鎌田大地らを“傭兵”などと呼んで物議を醸したロティート会長が、再び世間を騒がせる発言を残している。

ラツィオ会長は、インテルの先制点となった39分のマルコ・アルナウトヴィッチの得点シーンについて、オフサイドがあったと主張。誤審であった可能性を示唆し、「コメントはしないが、長年にわたって起きていることは誰の目にも明らかだ。中には見えないふりをしている者もいるがね」と皮肉を述べた。

この発言についてイタリアメディア『メディアセット』は、「不満は奥深い」と指摘。ラツィオが今シーズン、自チームに有利となるVARの介入を受けていない唯一のクラブである一方で、不利なVAR介入は7回あったことを紹介している。

なおイタリア審判員協会(AIA)は、ロティート会長が指摘したシーンについて、判定が正しかったとの見解を示している。インテルのステファン・デ・フライがラツィオの守備ラインよりもゴールに近い場所にいたが、GKのクリストス・マンダスにとって支障とならない位置だったためとされている。

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