好調ラツィオを支えるフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージについて、ジュゼッペ・ベルゴミ氏らがイタリアメディア『スカイスポーツ』の番組内で絶賛した。
昨シーズンは、マウリツィオ・サッリやイゴル・トゥードル指揮下のラツィオにおいて、MF鎌田大地とポジション争いを繰り広げたゲンドゥージ。今シーズンは、マルコ・バローニ新体制で本領を発揮し、8日の敵地でのナポリ撃破にも貢献した。
そんな25歳MFについて、元イタリア代表DFで解説者を務めるベルゴミ氏らがイタリアメディアの番組「スカイ・カルチョ・クラブ」で見解を示した。インテルOBは「ラツィオはポジティブな点が極めて多い。中盤のダブルボランチは層が薄いと思っていたが、(フィサヨ)デレ・バシルがナポリ戦のような選手であるのなら、このポジションも層が厚いことになる」と主張。「そしてゲンドゥージは、現時点で完全な選手だよ」と賛辞を贈った。
するとラツィオOBのルカ・マルケジャーニ氏は、「ゲンドゥージは並外れている。彼は1人で中盤を支えている」と絶賛した。さらに同氏は、バローニ率いるラツィオについても称賛し、「今年のラツィオは、最後まで夢を見ることができる。歪みが全く見えない。ナポリ戦では、難しい試合において、成熟度と安定が印象に残った」とコメントした。
好調ラツィオには、名物会長のクラウディオ・ロティート会長も満足感を示しており、『メディアセット』が9日、その言葉を伝えた。ロティート会長は昨シーズン、鎌田らを金銭目当ての“傭兵”と描写して物議を醸したが、今度は現在のチームについて「私は戦闘員が欲しい。退役軍人はいらない。理想のために戦う兵士が欲しい」などと語り、「バローニは戦闘員か? その通りだ」と主張した。




