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「良いプレーをしていたのは鎌田大地だけ。彼が唯一の好材料」ラツィオ終盤戦に伊メディア記者が見解

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7位でシーズンを終えたイゴール・トゥードル率いる新生ラツィオについて、イタリア人ジャーナリストのステファノ・デ・グランディス氏が、地元ラジオ局『ラディオセイ』の番組内で語った。

ラツィオは26日、セリエA最終節でサッスオーロとホームで対戦。しかし、すでに降格が決まっている相手と1-1で引き分けた。トゥードルのチームは、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得したが、イタリアメディア『スカイスポーツ』のデ・グランディス記者は、チーム全体のパフォーマンスに落胆した。ただ、MF鎌田大地には例外として評価している。

「ラツィオは、納得のいくパフォーマンスではなかった。良いプレーをしていたのはカマダだけだったよ。今シーズン終盤においては、ラツィオの獲得ポイント数と共に、彼が唯一の好材料だった。(マテオ)ゲンドゥージら一部の選手は精彩を欠いていたし、サイドで起用された選手のうち、ポジション外に見える者もいた。将来へ大きな疑問符がついた。トゥードルは創造性のあるタイプとは思えないので、今夏の補強が重要になるだろう」

デ・グランディス氏が名前を挙げたゲンドゥージは、マウリツィオ・サッリ前体制下で鎌田とのポジション争いを制してレギュラーを務めていたが、クロアチア人新指揮官との間でマルセイユ時代に遡る不和が伝えられており、イタリア人記者が現状を嘆いた。

「トゥードルがゲンドゥージを望んでいないのではなく、ゲンドゥージがトゥードルの下で居心地よく感じていない。2人の間にフィーリングはない。トゥードルは練習の様子を見て、ゲンドゥージを先発起用したこともあった。だが、もしオファーが舞い込めば、ゲンドゥージはクラブへ退団の意向を伝えるはずだ」

「当然、ゲンドゥージとトゥードルの間に不和があったのだろうが、それは脇に置いておくべきだ。今シーズン、機能した数少ないことの1つがまさにフランス人MFだったのだから。その彼を失うのはベストではない。もし売却するなら、しっかり現金化してふさわしい後釜を確保できれば良いのだが。しかし全てをリセットして、最初からスタートするのはどうだろうか」

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