kamada lazio roma(C)Getty Images

ラツィオの“不動の10番”を差し置いてダービー先発の鎌田大地らに伊記者は納得いかず

イゴール・トゥドール監督率いる新生ラツィオについて、イタリア人ジャーナリストのステファノ・インパッロメーニ氏がイタリアのラジオ局『TMW Radio』の番組内で見解を示した。

新指揮官トゥドールの下で再出発したMF鎌田大地が所属するラツィオ。システムが4-3-3から3-4-2-1へと変更されて臨んだ初陣では、これまで出場機会に恵まれなかった鎌田が中盤の低い位置でスタメンとして起用され、注目を集めた。

鎌田は続くユヴェントスとのコッパ・イタリア準決勝ファーストレグでも後半途中から出場機会を得たほか、6日のローマ・ダービーではトップ下で先発すると、後半途中から中盤に下がってフル出場を果たしている。しかしチームはダニエレ・デ・ロッシ率いるローマに0-1と敗れたことで、イタリア人記者は疑問を口にした。

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長らくラツィオの中心選手であり、チームの象徴の“不動の10番”ルイス・アルベルトがダービーでベンチを温め、昨夏の新戦力である鎌田やグスタフ・イサクセンが2列目で先発起用されたことに苦言を呈した。

「私はスタメンの選択に疑問を持っている。ダービーは普通の試合ではない。ルイス・アルベルトのような選手がベンチに座るなんてありえない。カマダやイサクセンのような2人には(ダービーが)理解できないんだ」

鎌田を巡っては、トゥドール監督から「(トップ下での出場に)ふさわしい能力を持っている。強い選手だ」などと賛辞も贈られているが、インパッロメーニ記者は納得できないでいる。「日本人選手は、来シーズンには良くなるかもしれない。だが、なぜいま、彼に固執しなければならないのか分からない」とこぼしていた。

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