ラツィオの地元ローマでは、新指揮官イゴール・トゥドールの下、MF鎌田大地の動向に注目が集まっている。地元紙『ローマ・トゥデイ』が28日、伝えている。
前任のマウリツィオ・サッリ指揮下では、「ミステリアスな存在になっていた」鎌田。だが新指揮官の到来により、主役の座をつかむチャンスが訪れたとみられ、注目を浴びている。地元紙は「サッリからトゥドールへ…カマダはラツィオでの将来がかかっている」との見出しで特集した。
トゥドール新体制のラツィオは、30日にユヴェントスとの初陣に臨むが、「このシーズン終盤は、多くのラツィオの選手たちの将来を決めることになる」と地元紙は指摘。「この中には、サッリの下ですでに(将来が)決まっていたかに見えたカマダもいる」と、前任者の元でくすぶっていた元フランクフルトMFに目を向けた。
「カマダは昨夏にフォルメッロへやって来て、シーズンのこの段階までラツィオで異質な存在になっていた」と描写。「実際、日本人選手はレギュラーとしてスタートしたものの、サッリ指揮下で忘れ去られていた。パフォーマンスで指揮官を説得することができず、ベンチに置かれたままになっていた」などと振り返った。
■鎌田の冒険は変わるかもしれない
しかしトゥドールが新監督となった現在、「カマダの冒険は変わるかもしれない」と地元紙は期待を寄せている。「日本人選手は、戦術や規則の名の元に、ファンタジーや自由な動きを奪われ、サッリのメカニズムに溶け込むことができなかった」が、「新指揮官の下、カマダはより前線への飛び出しの機会が訪れるだけでなく、より多くのポジションを担える」と指摘した。「トップ下で居場所を見つけられるはずであるほか、必要に応じて中盤」においても起用されると予想。「(イタリアの)首都へやって来てから、光が当たっていないすべてのクオリティ」を生かせる可能性があるとの見方を示した。
「サッリがベンチに座っていた頃、カマダの将来は定められていた」も同然であり、「契約の切れる6月、(フランクフルトから)やって来た時と同じようにフリーでフォルメッロを去ることが確実とみられていた」。「だが現在、事情は変わるかもしれない」と地元紙は主張。「新生ラツィオで中心選手となり、より高いクオリティのパフォーマンスを示せば」、来シーズンもチームにとどまる可能性があると見ている。したがってシーズンの残りの「2カ月間はカマダにとってデリケートとなる。ラツィオでの冒険の続きは、これから綴られることになる」と結論付けた。



