アル・ナスルに所属するスペイン代表DFアイメリク・ラポルテの去就に注目が集まっている。スペイン『アス』が報じた。
2012年から2018年まで所属したアトレティック・クルブで評価を高め、2018年1月の移籍市場でマンチェスター・シティへと完全移籍したラポルテ。以降、5度のプレミアリーグ制覇や1度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇などに貢献したが、2023年夏にアル・ナスルへと完全移籍した。
30歳となったラポルテは今夏、EURO2024でも6試合に出場してスペイン代表の優勝を支えた。実力を維持しているスター選手の去就は注目を集めており、レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が獲得にゴーサインを出していることが伝えられている。
一方で、アル・ナスルとの契約はあと2年間残っており、年俸は2400万ユーロ(約38億円)とも。マンチェスター・C退団時の移籍金も2700万ユーロ(現在のレートで約43億円)と推定されており、欧州復帰を果たすためには巨額を投じてきたアル・ナスルと金銭的な合意に達しなければならない。
それでも、移籍を望むラポルテの要求により、アル・ナスルの新スポーツディレクターであるレアル・マドリーOBのフェルナンド・イエロ氏やルイス・カストロ監督、アル・ムハイディブ会長との間で緊急会議が行われたとのこと。しかし、今回『アス』が報じたところでは、クラブ関係者は緊急会議の実施を否定。2024-25シーズンも残留することを強調したようだ。
また、レアル・マドリー側もラポルテ獲得に移籍金を支払うことには消極的な模様。あくまで安価での獲得を検討しているとされるため、実現までの道のりは険しいものとなっているのかもしれない。




