バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドを獲得するのではないかという噂を否定した。『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
パリ・サンジェルマンのキリアン・エンバペがライバルのレアル・マドリーに移籍する憶測が騒がれる中、バルサロナも今夏にハーランドのような大物選手を獲得するのかが注目点となっている。
そんな中、ラポルタ会長はその可能性について質問されると、「選手の微調整はあるかもしれないが、大物選手を獲得する必要はないと考えている」と主張。一方で、バルセロナが「1人か2人補強をする」可能性があると付け加え、大物選手の加入は現在のチームを混乱させる可能性があると警告した。
「バランスの取れたチーム作りを歪めるような投資は必要ないと思っている。来年はガビが戻ってきてチームにエネルギーを与えるだろう。そしてペドリやフレンキー（デ・ヨング）のようなワールドクラスの選手もいるんだ」
バルセロナは財政難に悩まされ続けているため、大きな出費をする可能性は低いと言われている。バルセロナが新戦力を獲得するには1億ユーロ（約165億円）の資金を調達する必要があり、これ以上財政的な余力は残されていない。また、チャビ監督が今シーズン限りで退任を発表したため、この夏に新監督も見つけなければならない。そういった状況もあり、ハーランドを獲得する可能性は極めて低いようだ。
