kashima suzuki(C)Getty images

鈴木優磨が後半AT劇的同点弾!首位・鹿島、京都に苦しむも土壇場ドローで12試合負けなし…5p差を死守

明治安田J1リーグは25日に第35節が行われ、京都サンガFCと鹿島アントラーズが対戦した。

勝ち点61で3位に浮上した京都と、直近11試合無敗で首位に君臨する鹿島(勝ち点66)。優勝を争う上位チーム同士がサンガスタジアム by KYOCERAで激突した。この試合含めて残り4試合での逆転優勝を目指す京都では、エースFWラファエル・エリアスがベンチ外に。齊藤未月が初出場を飾っている。一方の鹿島では、鈴木優磨やレオ・セアラ、GK早川友基らが先発した。

序盤は鹿島がボールを保持し、京都がソリッドな守備で速攻を目指す展開に。ピッチの至る所で激しい接触も頻発するなど、早い時間から試合はヒートアップしていく。そうした中で18分、左サイドを崩してマルコ・トゥーリオのパスから平戸太貴が決定機を迎えたが、シュートは枠の右へ。一方の鹿島もその直後、速攻からエウベルが際どいシュートを放った。

試合は各所で激しい争いが続く一方で、両チーム堅守に苦しみなかなか決定機を作れない状況が続く。京都は32分、CKの流れからジョアン・ペドロと長沢駿が立て続けにゴールを狙うが、GK早川友基が立ちはだかって失点を許さない。それでも36分、京都がついに鹿島ゴールをこじ開ける。ボックス内へのロングボールを長沢駿が収めて鮮やかなラストパスを送ると、マルコ・トゥーリオが冷静に流し込んだ。大きなリードを奪って前半を折り返す。

劣勢の鹿島は、後半頭から知念慶を投入。ボール保持の時間を増やしながら状況の打開を図る。しかし京都のソリッドな守備の前に苦戦し、決定機までは至らない時間が続いた。ペースを握る中で、66分にはチャヴリッチのヘッドが枠に飛んだものの、GKが正面でキャッチしている。

その後は両チームが選手を入れ替えながらゴールを目指すものの、守備陣が集中を切らさず、決定的なチャンスを作れない。鹿島は87分、松村優太がチャンスを作ったものの、京都DF陣が体を張った守備でシュートを許さない。

試合はこのまま終了かと思われたが、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。鹿島はロングボールからチャンスを作ると、ボックス内へのクロスに足を投げ出した鈴木優磨がシュートをねじ込んだ。土壇場の同点弾により、試合は1-1で終了している。

この結果、京都は勝ち点62に。鹿島は67となり、両チームの差「5」は縮まらずに残り3試合へと突入することとなった。

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