Japan v Indonesia - FIFA World Cup Asian 3rd QualifierGetty Images Sport

「高井幸大って何者?ハイセンに匹敵するトッテナムのターゲット」現地メディアが大注目!評価されたスタッツは…

トッテナムへの移籍が決定的とされる日本代表DF高井幸大について、データメディア『Opta』が特集を組んだ。

川崎フロンターレの下部組織で、高校2年生でプロ契約を結んだ高井。2024年にはベストヤングプレーヤー賞を受賞、同年9月には日本代表デビューを飾るなど、20歳にして日本トップレベルのセンターバックとして活躍を続けていた。そして先日イギリス複数メディアの間で、今夏のトッテナム移籍が決定的となったと報じられている。

そんな高井について、プレミアリーグなどにデータを提供する『Opta』が特集記事を展開。「高井幸大とは何者? ディーン・ハイセンに匹敵するトッテナムのターゲット」と題し、日本代表DFの特徴を分析している。

『Opta』は「トーマス・フランク新監督はこの新選手を高く評価しているはずだ」とし、現チームにはクリスティアン・ロメロやミッキー・ファン・デ・フェンら多数のセンターバックが在籍しているものの、今季は多数の選手が負傷離脱を強いられていたことを指摘。出場機会について「負傷者が増えない限り多くの試合に出場することはないだろう」としつつも、「将来有望な選手が増えることは決して悪いことじゃなく、チャンピオンズリーグもあるため十分なプレー機会はあるはずだ」と予想した。

そのうえで、高井がJリーグで残していたスタッツを分析。今季Jリーグでのボール奪取回数が「84回」でチーム2位(1位は山本悠樹:92回)であり、2024年シーズン以降のデュエル勝率が「59.0%」(リーグ平均57.7%)、空中戦勝率が「62.1%」(リーグ平均59.0%)であること、100回以上ドリブルを仕掛けられた中で勝率が「65%」(リーグ6位)を記録していることなどを紹介した。

さらに、高井のビルドアップ能力に注目。今季の川崎Fで最多パス本数(1063)本を記録し、成功率が「88.2%」であることを紹介しつつ、プログレッシブキャリー(相手ゴールに向かって5m以上ドリブルすること)のスタッツを高く評価。2024年シーズン以降、Jリーグで90分平均「5.9回」を記録し、平均「48.5m」もボールを前進させていることに注目した。「彼がどれほどボールを持ち出すことに慣れているかを証明している」としつつ、プレースタイルが近い選手として、レアル・マドリーへと移籍を果たしたスペイン代表DFディーン・ハイセンを紹介している。

そして『Opta』は、「報道されている移籍金500万ポンドはJリーグ史上最高額となるだろうが、彼の現行契約が残り6カ月でなければさらに高額になっていた可能性は高い」とし、「彼が三笘薫や田中碧のように、川崎FのOBたちのような活躍ができれば、今後数年間は間違いなくチェックすべき選手となるだろう」と締めくくった。

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