韓国代表のパウロ・ベント監督は、敗れたブラジル代表戦後に退任を発表した。
5日に行われたカタール・ワールドカップラウンド16で韓国はブラジルと対戦。前半からブラジルに主導権を握られる韓国は、36分までに4失点を喫する。後半にはペク・スンホの強烈なミドルシュートで1点を返すも、反撃はここまで。韓国はブラジルに1-4で敗れた。
試合後、韓国を3大会ぶりのラウンド16にまで導いたベント監督は「我々は将来について考えなければならないし、それは韓国とともに歩むものではないだろう」と話し、退任を発表した。
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「私はこのことを選手たちに伝えたばかりで、韓国サッカー連盟の会長にも伝えた。これは変更の利かない9月から私がすでに下していた決断だ。今日、私はこれを発表し、彼らがこれまでやって来たことに感謝しなければならない。彼らは持っているすべてを出し切った。私は彼らの監督であったことをとてもうれしく、とても誇りに感じている」
2014年までポルトガル代表を指揮したベント監督は、オリンピアコスなどを経て2018年に韓国代表の指揮官に就任。2019年にはEAFF E-1サッカー選手権制覇に導いた同指揮官だが、なかなか成績が伴わないことから度々批判の的にされてきた。それでも、今回のワールドカップで退場を命じられたりした中で、チームの快進撃を支えていた。