ドイツ誌『キッカー』によれば、ユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表DF町田浩樹は、ホッフェンハイムが検討している2人のセンターバック補強候補のうちの1人だという。
現在27歳の町田は、下部組織時代を過ごした鹿島アントラーズで2016年にプロデビュー。2021年には主力として34試合に出場し5得点を記録すると、翌年にはユニオンSGへ期限付きで移籍した。2023年に完全移籍へ移行し、昨季はクラブの90年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献した。
一方、今季のブンデスリーガで長く残留争いを続けていたホッフェンハイムは、すでに来季に向けて補強を開始。ボーフムからは、左サイドバックと左センターバックの両方をこなせるブラジル人DFベルナルドを獲得している。『キッカー』によれば、クラブはさらなる守備陣の強化としてセンターバックの補強を目指しており、今年1月にレンヌからレンタルで加入した右利きのノルウェー代表DFレオ・エスティゴーア、あるいは左利きの町田のいずれかを選択する構えだという。
また同誌は、ホッフェンハイムが町田と2026年まで契約を結んでいるユニオンSGとすでに交渉を進めているとも報じている。続けて「ヨーロッパでの最初の2年間を経て、この日本代表DFは次のステップに進む時が来たと考えているようだ」と伝えたうえで、「27歳の大柄なDF(190cm)」を次のように紹介している。
「鹿島アントラーズで育ち、日本の各年代別代表を経験してきた町田は、対人戦や空中戦の強さに加え、精度の高いパス能力も評価されている。さらに、ミドルシュートでも脅威となり得る。戦術的な繊細さや先読みの力も彼の持ち味だ。ただし、時折不用意なファウルを犯すことがあり、冷静な判断力は欠かせないため、その点改善の余地がある」
なお、レンヌはエスティゴーアの移籍金として当初1000万ユーロを求めていたが、現在はその要求額を大幅に引き下げている模様。一方、ユニオンSGが町田に対して求めている移籍金の具体的な金額は伝えられていない。
さらに、トルコメディアでは先日、ガラタサライが町田に関心を寄せ、調査を開始しているとも報じられている。




