muto kobe(C)Getty images

王者・神戸、武藤嘉紀の待望の今季初ゴールで暫定2位浮上!17位・横浜FMは3試合ぶり黒星

明治安田J1リーグは30日に第28節が行われ、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが対戦した。

直近のリーグ戦4試合は1勝1分け2敗と失速した神戸。それでも首位・京都サンガF.C.とは1ポイント差の5位につけており、勝てば首位返り咲きの可能性があるホームゲームに臨んだ。一方。18位・湘南ベルマーレと同勝ち点(25)ながらついに降格圏を脱出した17位・横浜FMにとっても、残留するために勝ち点が欲しいアウェイゲームとなっている。

開始30秒で植中朝日が際どいシュートを放つと、3分には大迫勇也のクロスからレリキが決定機を迎えるなど、互いに立ち上がりから積極的に前に出る。徐々に神戸のボール保持の時間が伸びていくと、19分には武藤嘉紀のクロスにフリーの大迫勇也がヘッドで合わせたが、決定機は活かせなかった。

その後はピッチ上で激しい接触も増加し、一進一退の攻防が続く。すると37分、神戸が先制に成功。右サイドをエリキが突破してクロスを送ると、最後は武藤嘉紀が流し込んだ。エースの待望の今シーズン初ゴールで、ホームチームがリードして前半を折り返す。

リードして後半に入った神戸だが、52分にアクシデント。負傷した鍬先祐弥が担架でピッチをあとにし、山内翔との交代を余儀なくされた。それでも61分、エリキのクロスから大迫勇也が決定機を迎えている。一方で追いかける横浜FMは、61分に2枚替え。松村晃助とディーン・デイビッドを投入し、状況の打開を図る。69分には植中朝日がビッグチャンスを迎えたものの、GK前川黛也のファインセーブに阻まれた。

終盤は追いかける横浜FMが攻勢を仕掛けるが、神戸も必死のディフェンスでゴールを割らせない。結局試合はこのまま終了し、1-0で神戸が勝利を飾った。

この結果、神戸は2試合ぶりの勝利で勝ち点を53まで伸ばすことに成功。暫定ながら2位に浮上している。一方3試合ぶりの黒星となった横浜FMは、勝ち点25のままとなった。

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