明治安田生命J1リーグは第33節が25日に行われた、ヴィッセル神戸と名古屋グランパスが対戦した。
前日に2位の横浜F・マリノスがアルビレックス新潟と引き分けに終わったことで、この試合で勝てばリーグ優勝が決まる神戸。王手をかけた状況で、ホーム最終戦を迎えた。
均衡を破ったのは神戸。12分にスローインの展開から名古屋の守備を完全に崩し切る。最後は井出の見事なコントロールショットがネットを揺らし、神戸が先制点を決めた。
大歓声に包まれたホームサポーターの熱狂が続いている間の14分に神戸が追加点。敵陣左深くから大迫のグラウンダークロスを武藤が合わせる。今季最強のホットラインがホーム最終戦でも炸裂する。
名古屋に一点を返されて前半を折り返し、迎えた後半。神戸は手堅い展開にシフト。危なげない試合運びで時間を使っていく。
試合はこのまま終了。最終節を残して神戸のクラブ史上初となるJ1優勝が決定。発足29年目にして悲願のリーグタイトルを獲得した。

