明治安田J1リーグは6日に第15節が行われ、ヴィッセル神戸とセレッソ大阪が対戦した。
直近4連勝で5位まで順位を上げてきた王者・神戸と、前節の劇的勝利で連敗を止めた15位・C大阪が、ノエビアスタジアム神戸で激突。神戸ではエリキや齊藤未月らが、C大阪では香川真司らがスタメンに名を連ねている。
日本代表の森保一監督が見守る中、神戸は6分にショートカウンターからエリキが早速決定機を迎えると、18分にもエリキが強烈なシュートで相手守備陣を脅かす。25分にもFKから佐々木大樹のヘッドがわずかに枠の上へ外れた。一方でC大阪は、33分に上門知樹がシュートを放つもGKの正面へ。なかなかボールを持てずに耐える時間が続く。
すると前半アディショナルタイム、神戸が先制に成功。CKのチャンスで、ファーの宮代大聖が見事なトラップから鋭いシュートを突き刺した。しかし、C大阪もすぐさま反応。失点直後、ボックス内に飛び込んだ上門知樹が浮き球パスをダイレクトボレーで叩き込んだ。前半アディショナルタイムに両チームに得点が生まれ、前半は1-1で折り返す。
追いつかれた形の神戸は54分、広瀬陸斗がワンタッチでDFラインの背後へパスを送って決定機を作ったが、井手口陽介のシュートはC大阪守備陣が体を張ってブロックする。その後はやや膠着状態が続き、神戸は62分に汰木康也に代えてジェアン・パトリッキを、71分には佐々木大樹とエリキを下げて濱崎健斗と飯野七聖を投入した。
一進一退の攻防が続く中、次のゴールはC大阪だった。83分、自陣でのビルドアップからDFラインの背後に飛び出した中島元彦にロングパスが通ると、折返しから最後は柴山昌也がネットを揺らした。交代選手2人が絡む形で、アウェイチームが一歩前に出る。
そしてC大阪は終了間際、カウンターからラファエル・ハットンがダメ押しの3点目。C大阪が3-1で勝利した。この結果、C大阪は今季リーグ戦初の連勝を達成。勝ち点を19まで伸ばすことに成功した。一方の神戸は、連勝が「4」でストップ。今季4敗目となっている。
