AFCチャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）は17日に東地区のリーグステージ第1節が行われ、ヴィッセル神戸は上海海港と対戦した。
昨季はラウンド16で悔しい敗退となった神戸。今季こそアジアの頂点を目指すJ1王者は、リーグステージの初戦で上海海港とアウェイゲームに挑んだ。重要な開幕戦では、大迫勇也や宮代大聖らが先発入りしている。
序盤から互いに攻め合う激しい展開となった試合だが、神戸は15分付近からボール保持の時間を増やしていく。すると19分、大迫勇也の持ち運びから複数人が絡むと、最後はエリキが鋭いミドルシュートを突き刺した。見事な一撃で、アウェイチームがリードを奪っている。
リードした神戸だが、27分にはDFラインの背後を取られてグスタボの決定機を許す。しかし、ここはGK前川黛也がファインセーブでチームを救った。28分にもマテウス・ユッサに際どいシュートを許し、32分にもリー・ションロンの決定機を作られたが、ここもGK前川黛也がなんとか凌いだ。
苦しい時間が続いた神戸だったが、前半のうちに追加点。右サイドからエリキがクロスを送ると、宮代大聖がファーで合わせた。さらに45分には、ボックス内に飛び込んだ酒井高徳の折り返し大迫勇也が確実に沈め、リードを3点に広げて前半を折り返す。
前半のうちに勝負を決定づけた神戸だが、後半も苦しむ時間帯に。57分に迎えたピンチはまたもGK前川黛也が抑えたが、その後もボックス内まで攻め込まれて耐える時間が続いた。
それでも神戸は、GK前川黛也を中心に相手の攻撃をシャットアウト。選手交代を使いながら試合をコントロールし、そのままクリーンシートを達成。3-0で快勝を収め、ACLE白星発進を飾っている。