韓国代表DFキム・ミンジェの去就に注目が集まるナポリだが、代役候補が浮上しているようだ。
今季フェネルバフチェからナポリへ加入したキム・ミンジェ。チーム合流からすぐさまディフェンスリーダーに君臨すると、セリエAでは35試合に出場して33年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献。またチャンピオンズリーグでも9試合に出場し、クラブ史上初の準々決勝進出の立役者の一人となった。
そんなキム・ミンジェは、今季の大活躍から移籍市場で大きな注目を集めることに。移籍専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在はマンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが関心を示しているようだ。またイタリア複数メディアでは、7月頭～15日までの間、イタリア国外クラブに対して5000万ユーロ（約75億円）の契約解除条項が有効になるとも伝えられている。
そしてナポリでは、キム・ミンジェの代役候補が浮上しているようだ。地元紙『Il Mattino』によると、昨季まで所属していたDFカリドゥ・クリバリが復帰を熱望しているという。
クリバリは2014年にヘンクからナポリへ移籍し、公式戦300試合以上に出場。2020年にはコッパ・イタリア優勝も達成し、プレーした8年間で「セリエA最高のセンターバック」とも評価されていた。そして昨夏、チェルシーへと完全移籍。しかしチームの不調とともに苦しみ、プレミアリーグでは23試合の出場にとどまっている。
そんな31歳DFだが、『Il Mattino』によると「ナポリを恋しがり、もう一度ユニフォームを着たい」と考えているという。ナポリはキム・ミンジェを放出する場合に新センターバックを獲得する必要があるものの、チェルシーと2026年までの契約を結ぶクリバリを完全移籍で復帰させることは難しいようだ。そのため、レンタルで復帰する可能性も伝えられている。今後の動向に注目だ。
