川崎フロンターレは12日、長谷部茂利新監督の就任を発表した。
クラブとしては歴代最長となる5年間福岡を指揮した長谷部監督は、就任初年度に2020年にチームをJ1昇格へ導くと、昨シーズンにはルヴァンカップを制覇してクラブ史上初のタイトルを獲得するなど手腕を発揮。J1の優秀監督賞を受賞し、J1リーグ戦は7位、天皇杯は4強と、いずれもクラブ過去最高の成績を残している。
過去最高の6位以上を目指す2024シーズンだったが、主力選手の他クラブへの移籍や主将の奈良竜樹の長期離脱など、アクシテンドが相次いだ。それでも、12勝14分け12敗の勝ち点50で12位。J1残留が決めていた。
川崎は2024シーズン限りでリーグ優勝4回、天皇杯2回など、7つのタイトルに導いた鬼木達監督が退任。白羽の矢が立ったのは選手として1997年に川崎でプレーしている長谷部監督だった。同指揮官は公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「来シーズンから監督を務めることになりました長谷部茂利です。クラブ創設初年度に在籍したフロンターレに、このような形で戻ってこられることをうれしく思っています。これまで在籍された監督、スタッフ、選手が築き上げてこられたフロンターレらしさを大事にしながら、さらにそのサッカーを進化させ、川崎市民の皆様、ファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様と一緒にタイトル奪還を目指して戦ってまいります。応援よろしくお願いします」
