kashiwa kubo(C)Getty images

2度目のPKは瀬川祐輔が沈める!柏、福岡に逆転勝利で首位と1p差の2位に浮上

明治安田J1リーグは31日に第28節が行われ、柏レイソルとアビスパ福岡が対戦した。

前節勝利を取り戻して勝ち点を50に伸ばした柏。前日に勝利した首位・京都サンガFCとは4ポイント差の5位という状況の中で、勝利がほしいホームゲームに臨んだ。一方の福岡は、現在リーグ戦9試合負けなし(3勝6分け)の11位。上位浮上も十分に狙える状況でアウェイゲームに挑んでいる。

立ち上がりは中盤での激しい攻防が続く展開に。ボールがなかなか安定しない時間を経て、柏は10分にスペースに飛び出した久保藤次郎のクロスに細谷真大が合わせたが、GK小畑裕馬が至近距離でファイセーブ。さらに12分、CKのサインプレーから最後は原田亘がフリーでシュートを放ったが、枠の左へと外れている。すると18分、ボックス内に飛び込んだ小泉佳穂が倒されてPKを獲得。しかし、細谷真大のキックをGK小畑裕馬がストップ。柏は先制の絶好のチャンスを逃す。

そして、先制したのは福岡だった。34分、FKから名古新太郎の精度の高いクロスに上島拓巳が足先で合わせてネットを揺らした。大ピンチをしのいだアウェイチームがリードを奪うことに成功する。

しかし、前半終了間際に柏も反撃。左サイドで仕掛けた小屋松知哉がクロスを送ると、ファーから飛び込んだ久保藤次郎がヘッドを叩き込んだ。試合を振り出しに戻し、前半を折り返す。

前半で互いに点を取り合ったことで、後半序盤から両チーム積極的にボックス付近へボールを送って前に出る展開に。よりオープンな時間が続き、両ボックスを激しく行き交ってチャンスを作るが、DF陣の奮闘もあってなかなか追加点は生まれない。

膠着状態が続く中、柏は69分に渡井理己を投入。逆転を目指す。70分にはその渡井理己がシュートを放ったが、GKが正面で抑えた。それでも72分、ボックス内で細谷真大が倒されてPKを獲得。このPKを瀬川祐輔が沈め、ホームチームが逆転に成功した。リードした柏は、80分に瀬川祐輔、細谷真大、小屋松知哉の3枚を下げ、ジエゴ、仲間隼斗、垣田裕暉を投入している。

柏は88分、CKから最後は見木友哉に押し込まれたものの、VARオンリーレビューの結果オフサイドがあったとして得点が取り消しに。判定に救われる形となる。試合はこのまま終了し、1点のリードを守りきった柏が2-1で勝利した。

この結果、柏は連勝で勝ち点を53まで伸ばすことに成功。首位・京都と1ポイント差の2位に浮上した。一方10試合ぶり黒星の福岡は、勝ち点37のままとなっている。

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