kashiwa cerezo(C)Getty images

小泉佳穂のミドル弾は幻に…柏が優勝争いで手痛いドロー。細谷真大が先制弾もC大阪に追いつかれる

明治安田J1リーグは20日に第30節が行われ、セレッソ大阪と柏レイソルが対戦した。

29試合消化時点で勝ち点を54まで伸ばし、首位・京都サンガFCと2位・鹿島アントラーズに1ポイント差の3位につける柏。激しい優勝争い真っ只中で、勝利が欲しい敵地での重要な一戦に挑んだ。最前線には細谷真大を起用している。一方で10位につけるC大阪では、香川真司らがスタメン入りした。

開始2分で柴山昌也が非常に際どいシュートを放つと、その直後にも鋭いプレッシャーからチャンスを作るなど、序盤はC大阪が良い入りを見せる。一方の柏も、9分には山田雄士のミドルでチャンスを作るなど、こちらも早い時間で攻撃の形を作っていく。

すると25分、柏が先制に成功。相手のビルドアップの場面、敵陣高い位置で中川敦瑛がボールを奪うと、そのままボックス内へ侵入してラストパス。これを細谷真大が冷静にネットに突き刺した。アウェイチームが良い時間にリードを奪う。

失点を許したC大阪だったが、前半のうちに追いつくことに成功。GKからビルドアップをスタートさせ、相手のプレッシャーをかわして前進すると、ゴール前中央で持った柴山 昌也がラストパス。受けたルーカス・フェルナンデスがシュートを流し込んだ。見事なゴールで追いつき、前半は1-1で折り返す。

後半序盤は柏が相手ボックス付近で試合を進めるが、C大阪の守備を崩しきれない時間が続く。それでも62分、ボックス外から小泉佳穂がミドルシュートを突き刺し、押し込んでいた柏が再びリードを奪ったかに思われた。しかしVARオンフィールドレビューの結果、オフサイドポジションにいた選手の関与が認められてノーゴールに。勝ち越しのチャンスを逃す形となった。

チャンスを活かせなかった柏だが、74分に迎えたピンチをGK小島亨介らを中心とする懸命な守備で失点を許さない。一方で85分のジエゴのヘッドは枠を捕らえなかった。終盤も激しい攻防が続いたものの、両チームともに決め手を欠いて勝ち越せず。試合は1-1のドロー決着となった。

この結果、C大阪は勝ち点43に。柏は勝ち点55となり、優勝争いにおいて痛恨のドローとなっている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0