日本代表FW三笘薫に対するブライトンのスタンスについて、『The Athletic』の番記者が分析している。
2022年夏からブライトンのトップチームでプレーし、公式戦92試合18ゴール16アシストを記録する三笘。ファビアン・ヒュルツェラー監督の下で戦う今季も、プレミアリーグ全23試合23試合に出場して5ゴール3アシストを記録するなど、チームの主力として活躍を続けている。
そんな27歳の日本代表FWに対し、1月の移籍市場でアル・ナスルが獲得に動いている模様。『The Athletic』など複数メディアは、サウジアラビアの強豪が6500万ユーロ(約104億円)のオファーを提出したものの、ブライトン側が正式に断ったことを伝えている。
2023年10月にブライトンと新契約を結び、2027年6月まで契約を残す三笘。そんな三笘に対するブライトンのスタンスについて、『The Athletic』で番記者を務めるアンディ・ネイラー氏は「ブライトンが三笘を売却する可能性はどれくらいあるのだろうか?」と分析した。
「ブライトンの売却方針は一貫している。価格と状況の両方が、彼らにとって適切でなければならない。この両方の基準が満たされない限り、彼らが取引を行うことはない」
「例えば2023年1月、アーセナルは何度かモイセス・カイセドの獲得を試みた。だが、ブライトンはシーズン中の売却を望んでおらず、金額も満たしていなかったので抵抗した。そしてその夏、チェルシーへ1億1500万ポンドで売却している」
「ブライトンは、今季もヨーロッパ大会への出場権獲得が目標だ。そして三笘薫は、補強がない限りは左ウイングのファーストチョイスである。移籍市場が終わりに近づく中で1月に放出を認めるとすれば、とてつもない金額でなければ容認しないだろう。だが、夏はまた状況が違うかもしれない」


