FAカップ4回戦の最優秀ゴール賞において、日本人選手ゴールが2つノミネートされた。
世界最古のカップ戦として150年以上の歴史を誇るFAカップ。2024-25シーズンは12日までに4回戦のすべての日程が終了した。マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、ブライトンらが5回戦へ進んだ一方で、プレミアリーグ首位を走るリヴァプールやチェルシー、トッテナムなど強豪クラブも4回戦で姿を消している。
そしてFA(イングランドサッカー協会)は、FAカップ4回戦における最優秀ゴール賞にノミネートされた4つのゴールを紹介。そして、三笘薫(ブライトン)と岩田智輝(バーミンガム)が決めた得点もノミネートされた。
ブライトンは4回戦でチェルシーと対戦。先発した三笘薫は同点で迎えた57分、左サイドからカットインしてチャンスを作ると、ジョルジニオ・リュテルの浮き球パスを見事な胸トラップで落とし、最後はGKを見て絶妙なループシュートを流し込んでいる。なお、本人は『U-NEXT』のインタビューで「フリーなのはわかっていたので、トラップだけ意識して。GKが出てきていたので浮かすことしかできなかったですけど、カバーがいなかったので助かりました」と振り返っている。
そして岩田智輝は、ニューカッスルとの大一番で先発すると、1点ビハインドで迎えた40分に走り込みながらダイレクトで強烈なミドルシュートを叩き込んだ。チームは2-3で敗退が決まったものの、『The Athletic』のフィル・バッキンガム記者は「これは大会最優秀ゴールで決まり? まさに最高レベルにふさわしいものだった」と絶賛している。
なお、FAカップ5回戦は3月1日からスタート。ブライトンは、敵地でニューカッスルと激突する。
