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藤本寛也、東京Vからジル・ヴィセンテに完全移籍「またまだ上があると思うと楽しみな自分がいます」

東京ヴェルディは3日、期限付き移籍中のMF藤本寛也がジル・ヴィセンテに完全移籍することを発表した。契約は2025年まで。

藤本は2020年8月にジル・ヴィセンテへと加入。1年目は31試合の出場で1ゴール3アシスト、そして昨季は35試合で3ゴール3アシストを記録。チームの5位フィニッシュに貢献し、ジル・ヴィセンテはヨーロッパカンファレンスリーグ予選3回戦の出場権を獲得していた。

藤本は発表に際し、東京Vのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

以下に続く

「完全移籍することになりました。まずは長い間本当にありがとうございました。僕は小学6年生の時にジュニアに入ってから約9年半、東京ヴェルディで過ごしてきました。ヴェルディに入る前、セレクションを受け合格の連絡をもらいましたが、当時山梨にいたということもあり、入るかどうか、通うかどうか迷っていました。その時に背中を押してくれた両親、クラブの関係者の皆さんがいたからこそヴェルディでサッカーすることができ、成長させてもらい今の自分があると思っています。これ以上の選択はなかったなと思います」

「あっという間に時間は過ぎましたが、振り返ってみると、子供の時の自分が想像できなかった過程を今まで歩んできていると思います。その中で自分はたくさんの人達と出会い、その人達のサポート、助けがあって現在があると思ってます。助けてもらってばっかりの自分が弱いと思うし、今度は自分が与える側になりたいです。たくさんの方々に本当に感謝しています」

「ヨーロッパでプレーし2年が経ちますが、行かなきゃ分からなかったこと感じられないものがあると思います。自分より高い基準が自分の周りの環境にあり、それに追いつくようにし、色々なことを得られていると思います。もっと上のものを得られるようにしたいですし、またまだ上があると思うと楽しみな自分がいます。今回の移籍でヴェルディを離れることになりますが、ジュニアに入った時から見ていた『ヴェルディから世界へ』という言葉を自分が体現できてることはとても嬉しいです。次は自分が、子供達の目標となれるように頑張っていきたいです」

「最後になりますがヴェルディに入ることができ、そしてヴェルディで過ごすことができ、とても幸せでした。改めて自分に携わってくれた皆様、本当にありがとうございました。好きな場所を離れるのは寂しいですが、覚悟、責任を持って頑張ってきます。本当にありがとうございました」

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