リヴァプールOBのご意見番ジェイミー・キャラガー氏が、トッテナムからの退団がうわさされるハリー・ケインの行動について、自身の見解を示した。
先日、ケインはチーム合流前のメディカルチェックを無断欠席。直後に控えていたチェルシーとのテストマッチは出場することができなかった。本人はこれまでに移籍希望を示唆しており、退団を認めないトッテナムに対する強硬手段とも伝えられている。
キャラガー氏は、イギリス『テレグラフ』に寄稿しているコラムを通じて「ハリーは間違った行動をしている」と指摘している。
「彼の行動を受け、とても心配しているよ。やはりトレーニングに出ることもなく退団を試みようとするのは良くないことだ」
「ハリーに対して私がメッセージを送るとしたら、スティービー(ジェラード)の時と一緒だ。移籍志願することで、自身の評判を落とすことだけはしないでほしい。これまでトッテナムで築いてきたキャリア、レガシーがすべて台無しになってしまう」
また、「多くの人が君の行動や態度を見ている。スポーツマンとしてあるべき姿を貫いてほしい。それはハリーが勝ち取ることができるトロフィーと同じくらい重要なはずだ。私はそう思うね」と述べ、チームに反旗を翻した行動について批判的な見識を示している。
さらにキャラガー氏は、ケインの行動について否定的な意見を示しつつ、問題解決へ期待を寄せた。
「ハリーは本当に追い詰められているのかどうかわからないが、解決してほしいね。だけど、そもそも2024年までの長い契約を結んだのは自身の判断によるものだ。そこにリリース条項を付けなかったのも自身の責任だろう」
マンチェスター・シティは今夏の移籍市場でケイン獲得を目指しているとされる。ジャック・グリーリッシュを1億ポンド(約153億円)で獲得したばかりだが、果たしてケインもその動きに続いて、ジョゼップ・グアルディオラの下へと向かうことになるのかだろうか。




