日本代表MF鎌田大地がドイツ代表について語りつつ、今季の好調について手応えを語った。
鎌田は所属するフランクフルトで今シーズン、公式戦22試合で12ゴール4アシストを記録。主にボランチでの起用でここまでの数字を残しているが、鎌田は「驚きはない」としつつ、こう続ける。
「今年はボランチをする機会が多く、ボランチというのはボールももちろん多く触れるし、得点・アシスト以外でも認められるところがたくさんある。プレーに安定性が増すというのが当たり前になる。もちろん良いシーズンを送れているとは思いますが、自分は常にできると言い続けてきたし、サプライズではない感じです」
23日の初戦で相対するドイツ代表について「もちろん全員嫌ですよ。相手の方が良いクオリティの選手がいっぱいいるので」と話した鎌田だが、ブンデスリーガで何度も対戦するバイエルン・ミュンヘンのほうが上とも強調する。
「バイエルンと違ってドイツ代表はバイエルンほどクオリティはないし、間違いなくバイエルンと今のドイツ代表ならバイエルンの方が強いので。そういう部分で違いはあるかなと思います」
さらに、初戦での“ジャイアント・キリング”に向けて「付け入るスキは全然あると思います」と鎌田は自信を示した。
「試合を見ても僕たちみたいにコンパクトに守ってやってきているチームには苦戦している印象があるし、今の現代サッカーはボール保持率はあまり関係がなくて。なので、彼らは後ろにすごく速い選手がいるわけではないですし、もちろん自分たちにもチャンスがあるのかと思います」
「実際の試合にならないとわからないことはたくさんありますし、試合で彼らが全く調子が良くなくて、僕たちが調子がいいときもあるだろうし。どれだけ戦術練習をしたって、試合では起こり得ないことが起こるし。というので、蓋を開けてみないとわからないことはたくさんあるので、僕たちはできることを準備して試合に挑む。それだけだと思います」