セルビア代表のドラガン・ストイコヴィッチ監督が17日、記者会見でユヴェントスにおけるFWドゥシャン・ヴラホヴィッチの扱いに苦言を呈した。イタリア紙『トゥットスポルト』などが伝えている。
2022年1月にフィオレンティーナからユヴェントスへ移籍し、エースとしての活躍が期待されていたヴラホヴィッチ。しかし、今季から指揮を執るチアゴ・モッタ監督の下では出番が激減。特に冬の移籍市場でパリ・サンジェルマン(PSG)からFWランダル・コロ・ムアニが加入して以降、直近のセリエA9試合で先発はわずか1試合(3試合が出番なし)となっている。
そんな中、セルビア代表でヴラホヴィッチを指導するストイコヴィッチ監督は、ネーションズリーグのオーストリア戦へ向けて会見に出席した際に「ユーヴェで彼にしていることが良くないことを、ここで示せばいい」と教え子を擁護し、起用を明言した。
「私はヴラホヴィッチや彼のクオリティに関して、良い意見を持っている。サッカーにおいて、クラブ内でネガティブな雰囲気が漂うことはある。私が細部に入り込むつもりはなく、彼がプレーしない理由や、もっと起用されるべきかどうかについてコメントはしない。彼らの問題だからだ」
「すべての選手は、キャリアにおいて良い時期もあれば悪い時期もある。ただ、我々はチーム内の重要な1ピースとして、ドゥシャンを評価している。私の元で、彼は常にプレーすることになるだろう。(ユーヴェが)彼にしていることが良くないことを、ここで示すチャンスがある」


