Paul PogbaGetty

ドーピング違反で4年間出場停止のポグバへ…恩師アッレグリ&デシャンの思い「意図的とは思えない」

ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督やフランス代表のディディエ・デシャン監督は、ポール・ポグバがイタリア当局からドーピング違反で4年間の出場停止処分を受け、自身の思いを口にしている。『ESPN』が伝えた。

ポグバに関しては、昨年8月20日に行われたセリエA開幕節のウディネーゼ戦におけるドーピング検査で陽性反応が示された。検査では筋肉量の発達に関与する非内因性テストステロン代謝物を確認。その後、Bサンプルにおいても陽性反応を示したことから処分が確実となり、以降クラブでの試合も欠場していた。そして29日、イタリア反ドーピング裁決機関はポグバに対し、反ドーピング機関検察局が求めていた4年間の出場停止処分の裁決を下した。予防措置として試合に欠場してきた期間は4年に含まれるため、3年後の2027年に処分期間が終了することになる。

アッレグリ監督は3日のナポリ戦を前に記者会見に登壇。2026年6月までユヴェントスと契約しているポグバと連絡を取ったことを明かした。

「私は二日前に彼にメッセージを送った。人間的にもとても残念だが、サッカーの観点からも残念に思っている。サッカー界は、私が指導する上で喜びを持った、簡単には見つけられない並外れた選手を失ったんだ。ポール(ポグバ)はとても良い人間でもあったんだ」

また、フランス代表のディディエ・デシャン監督もポグバが処分されたことについて、ポグバが故意に違法な薬物を摂取したとは思えないと述べている。

「ポールに薬物を使用する意図や願望があったとは思えない。彼のことを知っているからこそ、彼の精神状態にそのようなことが全くないことを知っている。木曜日にイタリアの反ドーピング裁判所が発表した判決と同様に、ポールがこの数か月間に経験したことは非常に難しいものであり、代表チームでの彼の行動や人間関係を考慮すると、私は彼の痛みに無関心ではいられない。彼の状況を考えると悲しくなる。そして物事がうまくいくことを心から願っているよ……。違法ホルモンの存在には議論の余地がない」

なおポグバは、裁定に対してスポーツ仲裁裁判所に上訴することを確認し、禁止薬物を故意に摂取したことはないと主張している。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0