Thiago Motta Lecce Juventus 01122024Getty Images

「負傷者だけではない」伊紙が指摘するモッタ率いるユヴェントスの3つの問題点

チアゴ・モッタ率いるユヴェントスについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が6日、特集記事を組み、3つの問題点を指摘した。

昨シーズン限りで第2次マッシミリアーノ・アッレグリ体制が幕を閉じ、モッタ指揮下で再出発したユヴェントス。開幕直後は、若手新指揮官の采配が当たって好発進したが、最近は負傷者も相まって、直近の公式戦5試合でわずか1勝と苦戦している。

イタリア紙は、そんなユーヴェについて「負傷者だけではない…危機を乗り越えるために、モッタが解かなければならない3つの問題」との見出しで分析した。同紙は、負傷者が「指揮官の選択肢を最小限に減らしている」と指摘する一方で、「いくつかのメカニズムをより良く機能させるために」、「枠内シュート数」や「より効果的なフィニッシュ」、「昨夏の最も高額な補強、(トゥーン)コープマイネルスの関与」などの改善が必要であると主張。「クオリティの飛躍への道のりはまだ長い」との見解を示している。

まずシュート数について言及。現在は125本とセリエA全体で12位にあたり、「残留争い中のチームと一緒」であり、「シーズン開始から、ユーヴェが目指す順位にふさわしくないように見える」と指摘した。

また「フィニッシュに結びつかないボール保持」にも触れている。「モッタ指揮下のユーヴェは、かなりボールを保持する」が、「シーズン開始から必ずしも指揮官の求めるリズムではない」と主張。このため、プレーがより予測可能になっていると分析した。

最後に、新戦力のコープマイネルスを生かし切れていないと主張。「極度の困難の状況において、ユーヴェは、チーム内のフオリクラッセ(規格外の選手)を頼れるはずだが、コープマイネルスはここまで、成長の兆しは垣間見えたが、クオリティの飛躍を遂げていない」との見解を示した。「まだユーヴェでの初ゴールを記録しておらず、彼のポテンシャルの最大値からかけ離れているように見える」と指摘。「(ドゥシャン)ヴラホヴィッチが不在の中、コープの不発が重くのしかかっている」と結論付けた。

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