ユヴェントスのフットボールマネージングディレクターのクリスティアーノ・ジュントリ氏が2日、イタリアサッカー選手協会(AIC)が主催する「グラン・ガラ・デル・カルチョ2024」の表彰式に出席した際、補強について言及した。
今シーズンは、若手指揮官チアゴ・モッタの下で再出発したユヴェントスだが、直近の公式戦3試合で引き分けるなど苦戦が続く。それでもユーヴェのディレクターは、前向きにとらえているようだ。
「今シーズンは極めて多くの離脱者がいて、特殊なシーズンだ。真面目で頼りになる若者たち一団のクオリティが頼みの綱だ。このような状況だが、順位表の上位にしがみつくために奮闘しているところだ。新たなサイクルがスタートし、新しい選手たちが多く、カルチョの考え方も変わった。矛盾するが、離脱者がいるにもかかわらず、結果には満足している」
続いてジュントリ氏は、来年1月の補強候補とされるベンフィカの21歳DFアントニオ・シウヴァについて問われると、「他の選手たちと同様に興味深い選手だ。来年1月は最後まで誰も手の内を明かさないだろう。われわれは、適切なタイミングでチャンスをつかめるよう、用心深く注視したい」と言葉を濁した。
また、モッタ指揮下で出場機会を減らし、退団の可能性が囁かれているDFダニーロについては、非売品であることを強調した。「現時点で彼はわれわれのカピターノだ。強くつなぎとめておきたい。守備陣が手薄の状態だ。(うわさされる)ナポリと話をしたことがなければ、他のクラブとも話していない。われわれの目標は、誰も放出せず、守備を1人補強することだ」と明かした。
一方、FWの補強については、「(アルカディウシュ)ミリクの回復状況を待っているところだ。彼は監督の戦術に適しているので、非常に良いパフォーマンスを見せてくれると信じている。もし遅れるようなら、メルカート(移籍市場)の準備をしておく」と述べた。


