Gianluigi-Buffon(C)GettyImages

「彼らがいればCLで4回優勝できた」ブッフォンが考えるユーヴェに足りなかった選手は?

現役時代にユヴェントスやイタリア代表などで活躍したレジェンドのジャンルイジ・ブッフォンが12日、イタリアのポッドキャスト番組『BSMT』に出演し、過去のオファーなどを明かした。

キャリアをスタートしたパルマでのプレーを最後に、昨シーズン終了後に現役を引退したブッフォン。現在、イタリア代表チームの責任者を務める元ユーヴェの守護神は、サウジアラビアから破格のオファーが舞い込んでいたことを明かした。また、2021年夏の20年ぶりのパルマ復帰を振り返った。

「引退を決断した後でサウジアラビアからオファーが届いた。だが他に優先するべきものがある。私にとって引退するということは、パルマで引退することだった。さもなければ、自分自身に対するリスペクトを欠くことになってしまう」

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「パルマへ復帰したことは、最も誇らしいことだった。43歳を迎えてユーヴェで現役生活を終えることもできた。だが2年間をベンチで過ごした後、主役として自分らしい終え方をしたかった。自分ならまだ、主役になれると感じていたんだ。チャンピオンズリーグ(CL)に出場するチームからも声が掛かっていたが、その後、パルマのオファーが届いた。過去にはバルセロナからも連絡はあったよ」

ユヴェントスでは、カルチョスキャンダルによるどん底を経験した一方、2011-12シーズン以降のクラブの黄金期も過ごした。過去に数々のタイトルを手にしたブッフォンだが、CL優勝には手が届かなかった。ユーヴェOBは、2018年夏のパリ・サンジェルマン(PSG)移籍を振り返ると、パリで出会ったキリアン・エムバペらがトリノにいれば、自身の夢を実現できたはずだったと明かした。

「引退後の人生計画も準備していたんだ。だが、それから1カ月ほどでPSGから連絡が来た。素晴らしい経験になったよ。自由に感じることもできた。チームでは、みんながよくしてくれて、多くを与えてくれた」

「ユーヴェでは、自分たちがカンピオーネ(王者)であると思っていたが、PSGには、エムバペや(マルコ)ヴェッラッティ、チアゴ・シウヴァら、あんな選手たちが揃っていた。彼らがユヴェントスにいれば、CLで4回優勝できただろうね」

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