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ユヴェントスに大激震! 黄金期築いたアニェッリ会長ら取締役会10人全員が辞任

12:58 JST 2022/11/29
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【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントス(セリエA)のアンドレア・アニェッリ会長やパヴェル・ネドヴェド副会長らが一斉に辞任した。

ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長らクラブ取締役会のメンバー全員が辞任し、セリエAに激震が走った。クラブ公式メディアが28日に発表した。

父ウンベルト氏ら歴代会長を輩出してきたアニェッリ家出身のアンドレア・アニェッリ氏は、2010年5月にユヴェントス会長に就任。12年間にわたってクラブのトップを務め、前人未踏のセリエA9連覇を含む19個のタイトルを獲得してきたほか、2度のチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を達成した。また、自前のスタジアムであるアリアンツ・スタジアムの建設にも貢献した。

だが、カタール・ワールドカップ(W杯)によりリーグ戦が中断中の28日、クラブの臨時総会においてアニェッリ会長やパヴェル・ネドヴェド副会長、マウリツィオ・アリヴァベーネCEOら取締役会のメンバー10名全員の辞任が承認された。なお、アリヴァベーネ氏は新体制への引継ぎのためにクラブ内にとどまる。

アニェッリ会長らの辞任の背景には、新型コロナウイルス感染拡大初期の2020年から2021年に実施された選手の年俸の減額に関して、トリノ地元当局が捜査に乗り出していることが挙げられている。クラブは2020年のロックダウン(都市封鎖)により深刻な財政難に直面。選手との間で年俸の減額に関して取り決めを結んだ。

だが、トリノの地元当局はこれを問題視しており、今年3月にはユヴェントス本部などで家宅捜索が行われていた。

アニェッリ会長は辞任直前にクラブへ惜別のメッセージを発表。「チームの結束がなくなれば、相手に弱みをさらけ出してしまう。そしてこれが致命的になり得る。クラブとしての結束が失われてきた中、全員がクラブを離れて新たな体制に試合を覆すチャンスを託すべきだ」などと自身の決断の理由を説明した。