Shinji Kagawa Juergen Klopp 2010(C)Getty Images

クロップが振り返る香川真司の衝撃…ドルトムントでの初練習で「みんなで抱き合って喜んだ」

現リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は今でも元日本代表MF香川真司の練習する姿を初めて目にした瞬間を鮮明に覚えているようだ。ドイツ誌『キッカー』のインタビューで振り返っている。

11年ぶり9回目のリーグ優勝が間近に迫っているドルトムント。自力でマイスターシャーレを勝ち取れる27日の最終節マインツ戦を前に、2011年、12年と同クラブを連覇に導いたクロップ監督が『キッカー』のインタビューに応じ、当時の状況などを語った。

2008年にマインツからスタッフを連れてやって来た指揮官だが、新クラブでの当初の目標は「とにかくタスクをこなし、自分たち特有のプレースタイルを築き上げることだった」とコメント。「マインツの私がこよなく愛するみんなを悪く言いたくないが、我々はマインツでやっていたことをドルトムントではより優れた選手たちで再現したかった」と明かすと、こう続けた。

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「それはある程度の期間、上手く機能していただろう。我々は明確な守りのフィロソフィーを持っていたが、そういうのはプロジェクトをスタートさせる時には役立つものだ。発展を遂げることにより時間を買ったのさ」

クロップ監督率いるドルトムントは2008-09シーズンは6位、2009-10シーズンは5位にフィニッシュ。そして、2010年夏にセレッソ大阪から当時21歳の香川が加わった。

「もちろん、補強に関してはシンジ・カガワのときのように運もあった。ミヒャエル・ツォルク(昨季限りで退任した前スポーツディレクター)とスヴェン・ミスリンタート(当時のチーフスカウトで現アヤックスSD)に彼の映像を見せられたとき、『日本の2部と我々が必要とするものをどう照らし合わせて見ればいい?』と聞いたね」

「それからシンジはたったの35万ユーロでやって来た。そして、彼の初めての練習のあと、我々コーチ陣はみんなで抱き合って喜んだよ。当時の我々はある役に溶け込み、それを素晴らしく貫いたんだ」

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