アトレティコ・マドリーのFWフリアン・アルバレスが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦レアル・マドリー戦における“ダブルタッチ”とみなされた自身のPKについて振り返った。『ESPN』が伝えている。
2戦合計2-2、PK戦4-2でレアル・マドリーが勝利したCLダービーだが、PK戦ではJ・アルバレスのゴールが取り消しとなった。理由は右足でシュートする直前、スリップした軸足である左足がボールに接触しており、2回ボールに触れていたとのことだったが、それを肉眼で判別するのは難しく、選手本人にもいわゆる“ダブルタッチ”の意図がなかったことで物議を醸すことになった。
J・アルバレス本人はここまで、公の場では何も意見を口にしてこなかったが、アルゼンチン代表に合流した後、ついにメディアに向けて自身の見解を示した。
アトレティコFWは、“ダブルタッチ”を行った自覚すらなかったことを強調している。
「映像は1000回見た。色んな角度から見たよ。本当のことを言って、僕は(ボールに触れたとは)感じなかった。“ダブルタッチ”だったとしても、本当にかすかな接触だったのだろうし、知覚することは本当に難しかった」
なおUEFAはPK戦でVARに介入したこと、またJ・アルバレスが2回ボールに触れていたことに間違いはないとしながら、国際サッカー評議会(IFAB)と意図のない“ダブルタッチ”の正当性について協議すると発表している。
「ルールをもっと明確にする必要があるよね。僕は何か利を得ようとしたわけじゃない。たとえばGKなら、前に出てPKを止めれば、それは蹴り直しになるはずだ。それも利を得ようとしてするものじゃない」
「起こったことには、悲しみを感じているよ」




