チェルシーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(25)がアル・ナスル移籍に迫っている。スペイン『アス』が報じた。
今夏、古巣のベンフィカ復帰に近づいていたとされるJ・フェリックスだが、ここにきて状況が一変。同胞FWクリスティアーノ・ロナウドがプレーするサウジアラビアのアル・ナスルに移籍する間近という。
『アス』曰く、昨夏アトレティコ・デ・マドリーに移籍金5200万ユーロを支払ってJ・フェリックスを獲得したチェルシーは、ベンフィカとの交渉で移籍金の回収を望んだものの、ルイ・コスタ会長率いるクラブが難色を示したとのこと。そして代理人ジョルジュ・メンデス、FWクリスティアーノ・ロナウドの影響によって、J・フェリックスは最終的にアル・ナスル移籍に傾いたとみられる。アル・ナスルはチェルシーに移籍金5000万ユーロ(約86億円)を支払い、ポルトガルの天才FWとは2028年まで契約を結ぶとのことだ。
J・フェリックスは下部組織から過ごしたベンフィカで頭角を現すと、2019年にアトレティコがクラブ史上最高額となる移籍金1億2700万ユーロを支払って獲得。だがアトレティコではディエゴ・シメオネ監督との確執もありながら期待したような成長を見せられず、2021-23シーズンの後半戦にチェルシー、2023-24シーズンにバルセロナとレンタル移籍を繰り返した。そして昨夏、今度は完全移籍でチェルシーに加わったが、同クラブでもレンタル移籍したミランでも、存在感を放つことはかなわなかった。
