JリーグYBCルヴァンカップは19日にグループステージ第6節の8試合が行われた。
・Aグループ
Aグループでは、最終節を前にして鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌の通過が決定済み。首位が争われた今節はその2クラブが直接対決を行ったが0-0で終了。試合開始前と順位は変わらず、鹿島が首位、札幌が2位でプレーオフステージに進出している。
・Bグループ
Bグループでは、FC東京の首位通過が決定しているなかで、同クラブと対戦する大分トリニータ、さらには徳島ヴォルティスとヴィッセル神戸が直接対決で三つ巴の争いを繰り広げた。
3クラブが勝ち点5で並んでいた中、神戸は開始2分に先制。増山朝陽のボックス右からの折り返しに山口蛍が合わせると、左ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれた。
その後、アユブ・マシカが52分に右足のループで追加点を決め切った神戸。そのままリードを保つと、後半ATにもA・マシカがネットを揺らして3点差がついたところで試合が終了した。
FC東京vs大分が1-1の引き分けに終わったため、神戸が2位通過を決めている。
・Cグループ
全4クラブが突破も敗退も確定させずに最終節まで連れ込んだCグループでは、浦和レッズvs横浜FC、湘南ベルマーレvs柏レイソルが開催。横浜FCと湘南が勝ち点7で同率首位に立つ状況で、浦和と柏は逆転通過を目指した。
横浜FCをホームに迎えた浦和は、3分に関根貴大が小泉佳穂のパスに合わせて先制。そのままリードを保つ61分、味方のスルーパスがブロックされたところに反応した汰木康也がボックス左から右足で高精度のシュートを繰り出してゴール右上隅を射抜く。
71分には、54歳2ヵ月23日で最年長出場記録を更新する三浦知良を途中出場させた横浜FCだったが、反撃は及ばず。2点差のまま試合が終了した。
また、湘南と柏の試合が1-1で決着したため、3位だった浦和が逆転で首位通過。湘南が2位でのGS突破を決めている。
・Dグループ
Dグループでは横浜F・マリノスのみ通過が決まっている一方、ベガルタ仙台は敗退が決まっている状況で最終節に臨んだ。数字上は首位に浮上する可能性も残されていた清水エスパルスは横浜FM、勝てば突破の可能性が出てくるサンフレッチェ広島は仙台と対戦した。
横浜FMと清水による首位攻防戦では、開始直後の2分に左サイド深い一でのFKの流れから片山瑛一が右足で合わせて清水が先制。しかし、横浜FMはここから怒涛の反撃を浴びせて40分にレオ・セアラのシュートのこぼれ球を樺山諒乃介が押し込んで追いつく。
さらに、後半開始早々に和田拓也がボックス手前中央から右足で沈めて逆転。その3分後には樺山に2点目が生まれ、79分にも途中出場の仲川輝人が左足でネットを揺らす。そして、L・セアラがチームの5点目を決めて試合が終了し、横浜FMが首位通過を決めた。
結果的に、勝てば通過ができていた広島だったが、仙台との一戦には0-3で敗北。清水が2位でプレーオフステージに進んでいる。
■グループステージ第6節
・5月19日(水)
【Aグループ】
札幌 0-0 鹿島
福岡 4-1 鳥栖
突破:1位→鹿島、2位→札幌
【Bグループ】
FC東京 1-1 大分
徳島 0-3 神戸
突破:1位→FC東京、2位→神戸
【Cグループ】
浦和 2-0 横浜FC
湘南 1-1 柏
突破:1位→浦和、2位→湘南
【Dグループ】
仙台 3-0 広島
横浜FM 5-1 清水
突破:1位→横浜FM、2位→清水
