20201125_Kawasaki3(C)J.LEAGUE

【動画】川崎フロンターレが最速優勝&史上最多勝ち点達成!家長ハットや三笘2アシストなどで2位ガンバ大阪を5発粉砕

明治安田生命J1リーグは25日に第29節が行われ、川崎フロンターレがガンバ大阪をホームに迎えた。

優勝の可能性が絞られている2クラブ、首位・川崎F(勝ち点72)と2位・G大阪(勝ち点58)による頂上決戦。川崎Fは、引き分け以上で本拠地で優勝が決められる状況でこの一戦を迎えた。また、川崎FにはJ1史上最多年間勝ち点74の更新もかかった。

川崎Fはこの一戦に三笘薫や家長昭博、大島僚太らを起用。チームキャプテンの谷口彰悟は出場停止中であり、今シーズン限りでの引退を表明している中村憲剛や、チームを牽引し続けてきた小林悠はベンチスタートとなった。一方のG大阪は宇佐美貴史やパトリック、倉田秋らベストメンバーを送り出している。

試合の序盤、タイトルの獲得が念頭にある川崎Fはまず守備から入り、高いインテンシティを保ちつつも無理にボールを持とうとはしない。それでも18分には高い位置でのボール奪取からボックス右の田中碧がシュートを浴びせるなど、要所でゴールに迫っていく。

じわりじわりと川崎Fが攻勢に転じる22分、ついにスコアが動く。ボックス手前左の登里が鋭く曲がるアーリークロスを供給。飛び込んだレアンドロ・ダミアンが長い脚を伸ばして合わせて先制点を奪取した。

川崎Fの優勝を阻むためには勝つしかないG大阪だが、失点以降は完全に主導権を握られて押し返すことができない。すると前半終了間際45分、川崎Fボールの右CKからL・ダミアンが高い打点から頭で叩きつけ、ややーゴールから逸れたボールに反応した家長が押し込む。

2点をリードした川崎Fは後半に入っても攻撃の手を緩めない。49分、G大阪陣内中央をドリブルした三笘がボックス内右でフリーになっていた家長にスルーパス。丁寧にトラップした家長が右足でゴール左隅を射抜いて自身のこの日2得点目とした。

セカンドボールをことごとく川崎Fに回収されて攻撃に転じることができないG大阪は69分に3枚替え。宇佐美、倉田、山本悠樹に代えて渡邉千真、奥野耕平、川﨑修平とフレッシュな選手たちを投入する。

しかし、その交代策も大勢に影響を与えることはできない。73分、カウンターからボックス左に抜け出した三笘が中央に折り返すとそこに走り込んでいたのは家長。ブレイク中のルーキーのお膳立てから確実に沈めてハットトリックを達成する。

川崎Fは終盤、家長とL・ダミアンに代えて小林と旗手怜央を起用。決定的な仕事を果たした両選手がピッチを出る際には大きな拍手が送られた。さらに、86分には大島と三笘がお役御免となり、齋藤学、そしてクラブの象徴である中村が送り出され、ホームスタジアムが沸く。

90分に齋藤がダメ押しの5点目を決めた試合は、G大阪を飲み込むような雰囲気の中で終了の笛を聞く。この結果、圧倒的な攻撃力を見せつけた川崎Fの優勝が確定。4試合を残しての優勝は、これまで最速だった2010年王者・名古屋グランパスの3試合を上回る数字であり、G大阪戦終了時点の勝ち点75もJ1史上最多勝ち点だ。

■試合結果
川崎フロンターレ 5-0 ガンバ大阪

■得点者
川崎F:レアンドロ・ダミアン(22分)、家長昭博(45分、49分、73分)、齋藤学(90分)
G大阪:なし

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