明治安田生命J1リーグは24日に第24節が開催され、埼玉スタジアム2002では浦和レッズとセレッソ大阪が相対した。
前節のベガルタ仙台戦で6得点を奪って大勝した浦和が、ホームにリーグ2位のセレッソ大阪を迎えた一戦。連勝を目指す浦和は出場停止の宇賀神友弥に代えて山中亮輔を先発起用し、C大阪は前節2ゴールの豊川雄太をスタメンに抜擢した。
試合は9月に行われた前回対戦で3-0の勝利を飾っているC大阪がやや優勢に試合を進める中、28分に相手の一瞬の隙を突いて先制に成功する。相手のゴールキックを木本恭生が強烈なヘディングで跳ね返すと、このボールに豊川が反応。岩波拓也をスピードでぶっちぎり、対応した槙野智章を交わして右足のシュートをゴール左に流し込んだ。
これで一気にC大阪ペースになるかと思われたが、上位浮上のため負けられない浦和が反撃に出る。32分、敵陣で相手のミスを拾い、素早いパスワークから汰木康也がペナルティーエリア内に進入。素晴らしいファーストタッチとドリブルで瀬古歩夢のファウルを誘い、PKを獲得した。これを興梠慎三がゴール左隅にきっちりと決め、試合を振り出しに戻した。
その後、拮抗した展開が続く中、次に試合を動かしたのは浦和だ。44分、クリアボールを拾った山中が遠目の距離から左足を一閃。強烈なシュートはゴール前にいた瀬古にディフレクトしながらゴールに吸い込まれ、浦和が前半のうちに逆転に成功した。
後半は追いかけるC大阪が攻撃に重心をかけていったのに対し、浦和は守備を固めながらショートカウンターやサイドからの仕掛けでチャンスを作っていく。
そして、迎えた71分だった。左サイドの深い位置で汰木が巧みなドリブルを披露。ペナルティーエリア内に進入し、ラストパスを送ると、ゴール前で待っていたレオナルドが相手を交わしてシュートを放。これはキム・ジンヒョンに防がれたが、ルーズボールをマルティノスが押し込み、貴重な3点目を手にした。
終盤は、2点のリードを手にした浦和が巧みにゲームをコントロール。相手の攻撃を跳ね返しながら、隙があればカウンターからチャンスを作ってゴールを脅かした。試合はそのまま3-1で終了。浦和は今季ホームで初の連勝を飾り、C大阪は首位を追う上で痛い敗戦となった。
■試合結果
浦和レッズ 3-1 セレッソ大阪
■得点者
浦和:興梠慎三(34分)、山中亮輔(44分)、マルティノス(71分)
C大阪:豊川雄太(28分)
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